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令和 元年 12月 定例会-12月20日-05号

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  1. 大和市議会 2019-12-20
    令和 元年 12月 定例会-12月20日-05号


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    最終取得日: 2022-12-12
    令和 元年 12月 定例会-12月20日-05号令和 元年 12月 定例会               令和元年12月20日(第5日) 1.本日の出席議員           3.本日の市側出席者   1番  古 木  邦 明 君     市長      大 木    哲 君   2番  福 本  隆 史 君     副市長     井 上    昇 君   3番  河 端  恵美子 君     副市長     金 子    勝 君   4番  金 原  忠 博 君     教育長     柿 本  隆 夫 君   5番  古谷田    力 君     病院長     五十嵐  俊 久 君   6番  町 田  零 二 君     消防長     土 田  孝 司 君   7番  野 内  光 枝 君     市長室長    齋 藤  園 子 君   8番  布 瀬    恵 君     政策部長    小 山  洋 市 君   9番  山 崎  佐由紀 君     総務部長    武 川  純 一 君  10番  佐 藤  正 紀 君     市民経済部長  井 東  明 彦 君  11番  石 田    裕 君     環境農政部長  川 口  敏 治 君  12番  堀 口  香 奈 君     健康福祉部長  目 代  雅 彦 君  13番  山 本  光 宏 君     こども部長   樋 田  久美子 君  14番  小 田  博 士 君     文化スポーツ部長  15番  山 田  己智恵 君             小 林    心 君  16番  鳥 渕    優 君     街づくり計画部長
     17番  木 村  賢 一 君             雨 宮  貴 人 君  18番  小 倉  隆 夫 君     都市施設部長  飯 塚  隆 広 君  19番  青 木  正 始 君     教育部長    佐 藤  健 二 君  20番  国 兼  久 子 君     病院事務局長  大 軒  邦 彦 君  21番  安 藤  博 夫 君     総務課長    大 下    等 君  22番  赤 嶺  太 一 君  23番  大 波  修 二 君    4.議会事務局職員出席者  24番  高 久  良 美 君     事務局長    栗 栖  智 恵  25番  井 上    貢 君     事務局次長   田 口  健 一  26番  中 村  一 夫 君     議事係長    久 保  諭 史  27番  平 田  純 治 君     主査      小 松  平 生  28番  吉 澤    弘 君     主査      土 屋  紀 子                      主査      名 取  智 則 2.本日の欠席議員            主事      八 巻  祐 太     な  し                 議  事  日  程              第5号                           令和元年大和市議会第4回定例会第25日                           令和元年12月20日(金)午前9時開議 日程第 1 議案第42号 大和市特別会計条例の一部を改正する条例について 日程第 2 議案第43号 大和市手数料条例の一部を改正する条例について 日程第 3 議案第45号 大和市火災予防条例の一部を改正する条例について 日程第 4 請願第 1- 1号 横田ラプコンを撤廃し空域の主権を取り戻し、国内法の適用を求める請願書 日程第 5 議員提出議案第12号 大和市長の在任期間に関する条例を廃止する条例について 日程第 6 議案第46号 指定管理者の指定について 日程第 7 議案第72号 令和元年度大和病院事業会計補正予算(第1号) 日程第 8 陳情第 1- 9号 介護施設の人員配置基準の引き上げのために、国に対し意見書の提出を求める陳情書 日程第 9 陳情第 1-10号 安全・安心の医療・介護の実現のため夜勤改善と大幅増員を求める陳情書 日程第10 陳情第 1-11号 国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情書 日程第11 陳情第 1-12号 神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情書 日程第12 議案第44号 大和市下水道事業の設置等に関する条例について 日程第13 議案第47号 指定管理者の指定について 日程第14 議案第48号 市道路線の認定について 日程第15 議案第49号 市道路線の認定について 日程第16 議案第50号 市道路線の廃止について 日程第17 議案第51号 市道路線の変更について 日程第18 議案第52号 市道路線の認定について 日程第19 議案第53号 市道路線の認定について 日程第20 議案第54号 市道路線の認定について 日程第21 議案第55号 市道路線の認定について 日程第22 議案第56号 市道路線の認定について 日程第23 議案第57号 市道路線の認定について 日程第24 議案第58号 市道路線の変更について 日程第25 議案第59号 市道路線の認定について 日程第26 議案第60号 市道路線の認定について 日程第27 議案第61号 市道路線の認定について 日程第28 議案第62号 市道路線の認定について 日程第29 議案第63号 市道路線の認定について 日程第30 議案第64号 市道路線の認定について 日程第31 議案第65号 市道路線の廃止について 日程第32 議案第66号 市道路線の変更について 日程第33 議案第67号 市道路線の認定について 日程第34 議案第68号 市道路線の認定について 日程第35 議案第69号 市道路線の認定について 日程第36 議案第71号 令和元年度大和下水道事業特別会計補正予算(第2号) 日程第37 陳情第 1- 8号 中央林間駅周辺路上喫煙重点禁止区域の啓蒙活動についての陳情書 日程第38 議案第70号 令和元年度大和一般会計補正予算(第3号) 日程第39 基地対策に関する事項についての中間報告 日程第40 議員派遣について 日程第41 議員提出議案第13号 年末年始における航空機の飛行自粛を求める決議 日程第42 議員提出議案第14号 国に私学助成の拡充を求める意見書 日程第43 議員提出議案第15号 神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書 日程第44 議員提出議案第16号 気候非常事態宣言に関する決議 本日の会議に付した事件 議案第42号 大和市特別会計条例の一部を改正する条例について 議案第43号 大和市手数料条例の一部を改正する条例について 議案第45号 大和市火災予防条例の一部を改正する条例について 請願第 1- 1号 横田ラプコンを撤廃し空域の主権を取り戻し、国内法の適用を求める請願書 議員提出議案第12号 大和市長の在任期間に関する条例を廃止する条例について 議案第46号 指定管理者の指定について 議案第72号 令和元年度大和病院事業会計補正予算(第1号) 陳情第 1- 9号 介護施設の人員配置基準の引き上げのために、国に対し意見書の提出を求める陳情書 陳情第 1-10号 安全・安心の医療・介護の実現のため夜勤改善と大幅増員を求める陳情書 陳情第 1-11号 国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情書 陳情第 1-12号 神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情書 議案第44号 大和市下水道事業の設置等に関する条例について 議案第47号 指定管理者の指定について 議案第48号 市道路線の認定について 議案第49号 市道路線の認定について 議案第50号 市道路線の廃止について 議案第51号 市道路線の変更について 議案第52号 市道路線の認定について 議案第53号 市道路線の認定について 議案第54号 市道路線の認定について 議案第55号 市道路線の認定について 議案第56号 市道路線の認定について 議案第57号 市道路線の認定について 議案第58号 市道路線の変更について 議案第59号 市道路線の認定について 議案第60号 市道路線の認定について 議案第61号 市道路線の認定について 議案第62号 市道路線の認定について 議案第63号 市道路線の認定について 議案第64号 市道路線の認定について 議案第65号 市道路線の廃止について 議案第66号 市道路線の変更について
    議案第67号 市道路線の認定について 議案第68号 市道路線の認定について 議案第69号 市道路線の認定について 議案第71号 令和元年度大和下水道事業特別会計補正予算(第2号) 陳情第 1- 8号 中央林間駅周辺路上喫煙重点禁止区域の啓蒙活動についての陳情書 議案第70号 令和元年度大和一般会計補正予算(第3号) 基地対策に関する事項についての中間報告 議員派遣について 議員提出議案第13号 年末年始における航空機の飛行自粛を求める決議 議員提出議案第14号 国に私学助成の拡充を求める意見書 議員提出議案第15号 神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書 議員提出議案第16号 気候非常事態宣言に関する決議                   午前9時00分 開議 ○議長(平田純治君) おはようございます。ただいま出席議員は28人で定足数に達しておりますので会議は成立いたしました。これより本日の会議を開きます。 ○議長(平田純治君) 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。 △日程第1、議案第42号、大和市特別会計条例の一部を改正する条例についてから △日程第5、議員提出議案第12号、大和市長の在任期間に関する条例を廃止する条例についてまで、以上5件を一括議題に供します。  ただいま議題となりました案件は総務常任委員会に付託され審査されておりますので、この際同委員長に審査の経過と結果についての報告を求めます。――19番、青木正始総務常任委員長。                〔19番(青木正始君) 登壇〕 ◎19番(青木正始君) 去る12月3日に開催いたしました総務常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  当日は委員全員と委員外議員5名の出席がありました。  まず、議案第42号、大和市特別会計条例の一部を改正する条例についてを議題とし、傍聴人1名を許可し、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、渋谷土地区画整理事業に一定の区切りがついて特別会計が廃止されることは感慨深いものがある。今後、残された事務はどのように進めていくのか。答弁、令和10年度まで続く清算金の徴収、権利者の変更届等の事務は街づくり計画部内で滞りなく進めていく。事業を引き継ぐ担当課は検討中である。  質疑、渋谷土地区画整理事業特別会計一般会計に編入されるが、下水道事業特別会計地方公営企業法の財務規定によると説明があった。下水道事業特別会計一般会計に組み込むことはできないのか。答弁、現在も公営企業は地方財政法特別会計を設けて会計処理を行うこととなっている。地方公営企業法では特別会計を設けることが必須条件となっているので、一般会計に合わせて下水道事業会計を行うことは法的にできない。  質疑、県内の移行状況はどうなっているのか。答弁、公営企業会計に移行を行っていないのは、厚木市、綾瀬市、三浦市、大和市の4市で、令和2年4月からの公営企業会計への移行に向けて準備を進めている。  質疑、下水道事業特別会計公営企業会計に移行するが、病院事業会計と同じようなものになるのか。答弁、予算、決算の財務処理、帳票類、会計処理も病院事業会計と基本的に同様である。  質疑、下水道事業特別会計は節水で収入も減っていく。収入が落ちていく中では、広域連携も考えることも必要になってくるかと思う。企業会計だと広域連携にも移行しやすいのか。答弁、現在、神奈川県が中心となって県下での広域連携の計画、方針等の作成を進めている。どれぐらい資産があり、それが現在減価償却でどれくらい耐用年数があるのか、わかったほうが検討の一材料として活用できる。  質疑、職員配置とか人員をふやしていく考え方はどのようになっているのか。答弁、職員の配置は平成30年度まで公営企業移行のための準備担当として3人で事務を進めてきたが、令和元年度から2人増員して事務を進め、5人体制で行っていく考えである。今後実務に移っていくので、さらなる知識の向上が必要であると考えている。  以上で質疑を終結し、反対討論として、下水道も命にかかわる重要な資源だと思う。全て損益勘定で見ていくやり方ではなくて、住民の暮らし目線で見ていくこれまでの会計のあり方が自治体の役割にもふさわしいので反対するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、本件は賛成多数で原案のとおり可決されました。  次に、議案第43号、大和市手数料条例の一部を改正する条例についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、特定屋外タンク貯蔵所は現在市内にあるのか。また、今後需要が見込まれるのか。答弁、現在ない。石油コンビナートをイメージするとわかりやすいが、大規模なものであるため、市内にできる想定は少ない。  質疑、手数料改正特定屋外タンク貯蔵所に限定された理由はどういうところにあるのか。答弁、地方公共団体の手数料の標準に関する政令で、今回の消費税率の引き上げに伴い、人件費、物件費の変動を加味して試算した結果、影響が大きく、増額となったものがこの施設だった。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第45号、大和市火災予防条例の一部を改正する条例についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、特定小規模施設用自動火災報知設備とはどのようなものか。答弁、大規模な施設についている自動火災報知設備よりも小規模なもので、設置できる対象物の面積は300平方メートル未満である。  質疑、この条例改正による一般住宅への影響はないのか。答弁、300平方メートル未満の面積内で民泊施設と住居がある場合、住居部分の住宅用火災警報機を設置しなくても、特定小規模施設用自動火災報知設備をつけることにより賄える。上位機種がついたと判断してもらえればよい。  質疑、市民に対する周知は基本的にないのか。答弁、限られた施設になるので、一般市民が特定小規模施設用自動火災報知設備を設置することは少ないと考えている。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、請願第1-1号、横田ラプコンを撤廃し空域の主権を取り戻し、国内法の適用を求める請願書を議題とし、傍聴人3名を許可し、請願者から意見陳述を受けた後、質疑に入りました。  意見として、厚木基地とは直接かかわりは弱いようであるが、航空機にかかわる管制が外国軍によって支配されていることは恥ずかしい。自国の空を管理していくのは当然のことだと思うので、本件は採択していきたいという意見と、横田進入管制区の関係は平成4年までに7回ぐらい空域の削減がされ、平成18年、日米のロードマップでも削減の合意がされた。日米安全保障条約の中で、日本としても国民生活との調和を図っていかなければいけないと思っている。国も今後努力をしてもらいながら、現状では日本の立場から全面撤廃は反対せざるを得ないという意見と、日本の国防上、日米で緊密な連携をとっていくことは必要不可欠である。外交、防衛は基本的に国の専管事項であると捉えており、ここで結論を出すのは難しい。請願趣旨が市議会の機能となじみづらいと捉えているという意見と、請願者の主張されている気持ちもわかる部分もあるが、外交、国防に関しては国の専管事項であるし、具体的な細かいところがわからない中で、市議会の場で軽々に議論していくのは難しいとの意見がありました。  以上で質疑、意見を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は賛成少数で不採択と決しました。  次に、12月18日に開催いたしました総務常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  当日は委員全員と委員外議員14名の出席がありました。  議員提出議案第12号、大和市長の在任期間に関する条例を廃止する条例についてを議題とし、傍聴人6名を許可し、提出議員より説明を受けた後、提出者、市側に対する質疑に入りました。  質疑、議会と市長はともに切磋琢磨しながら市民の福祉増進に努めるのが役割と考えるが、市側が議案を出さないので議会が提出するというのは、二元代表制という点から問題だと思わなかったか。提出者答弁、無効状態のまま条例が放置されることに、二元代表制の一翼を担う議会側として積極的に廃止すべきと判断した。  質疑、議員提出議案によって条例を廃止するのは極めて異例だが、条例廃止に踏み切った理由は。提出者答弁大和市議会で市側が制定した条例を廃止する議員提出議案は過去にないが、一部改正等を行ったこともある。改廃は、議員、議会の権能、職務と思っており、初めての例であるが、可能と判断し、提出した。  質疑、先日の本会議における議員提出議案の市長への質疑に対し、「議員提出議案なので、答弁は差し控えたい」と答弁があった。この答弁の真意をもう少しわかりやすく説明されたい。市側答弁、市長は改廃について最終的な結論を出していないが、その前に議員提案がなされたので、議会の中で審議していただくことが基本であり、可否に影響を与えるような発言は差し控えたいという意味合いである。  質疑、6月定例会で市長の在任期間に関する質問があり、この条例も他の条例と同様に今後検証していくと答弁があったが、市側として具体的な検証のやり方等、検討したか。市側答弁、条例や施策はPDCAサイクルに基づき不断に検証を重ねていくものであり、毎年事務事業評価を行うことや事業の見直しを行うこと、予算、決算を含むさまざまな議案を議会に提出し、承認していただくことも検証に含まれる。ただ、市長としては最終的な結論に至っていないという状況である。  質疑、「清新で活力ある市政運営を確保することを目的とする。」と条例に書かれており、市長はこれまでそれに基づいた答弁をしてきたと思う。そのスタンスはどうなるのか。廃止することにより一旦リセットされるのか。議員提案の条例で廃止はするが、その考え方は変わらないと行政は考えているのか。市側答弁、存在している条例の第1条の考え方は、条例がなくなっても理念としては変わらないと考えている。  以上で質疑を終結し、反対討論として、条例の経過からすれば、市長が自分に課した公約であり、みずからの言葉で市民に説明をすべきであると考える。そうしたことから、議員提案に基づいてこの条例を廃止することに関しては反対であるとの討論と、二元代表制の緊張関係が失われてしまうことを危惧する。本市議会において廃止議案が可決されて、前例がつくられれば、全国のほかの地方議会に悪影響を及ぼしかねない。本条例を遵守する旨の決議が賛成多数で可決されてから9カ月間しかたっていない。廃止自体には賛成しつつも、市長が提出すべきであり、反対するとの討論がありました。  また、賛成討論として、市民が今回の選挙において現職を選び、既に4期目に入っている現状がある。3期目と条文にうたわれている状況から変わっているので、遅滞なくこの条例を廃止することが望ましいと判断し、賛成するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、本件は賛成多数で原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。 ○議長(平田純治君) 委員長の報告が終わりました。ほかに他の委員から補足報告があれば発言を許します。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) なしと認めて進行いたします。これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し質疑ありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 質疑を終結いたします。これより日程に従いまして討論を経て採決してまいります。  日程第1、議案第42号、大和市特別会計条例の一部を改正する条例について討論に入ります。まず反対討論。――24番、高久議員。                〔24番(高久良美君) 登壇〕 ◆24番(高久良美君) おはようございます。日程第1、議案第42号、大和市特別会計条例の一部を改正する条例について、日本共産党市議会議員団を代表し、反対の討論を行います。  この条例改正案は、大和市下水道事業特別会計及び大和市渋谷土地区画整理事業特別会計を廃止するものです。大和市渋谷土地区画整理事業特別会計の廃止には賛同しますが、大和市下水道事業特別会計の廃止に反対します。  大和市下水道事業特別会計は、後に議題となる議案第44号、大和市下水道事業の設置等に関する条例で地方公営企業法の一部を適用する公営企業会計に引き継ぐとされることに反対し、特別会計の存続を求めるものです。本議案について環境建設常任委員会の審査では、下水道事業地方公営企業の財務規定を適用し、公営企業会計へと会計方式を変えることにより、固定資産台帳から得られるストック情報など、従来会計にはなかった新しい情報をつかみつつ、損益計算書貸借対照表などの財務諸表に反映し、予決算として提出することで、経営成績や財務状況がこれまで以上に把握可能となり、それらを分析し、総合的な事業評価とすることができる。特別会計から公営企業会計になっても、下水道使用料による汚水処理をする独立採算性に変わりはないが、これまで以上に職員の経営意識を高め、財務諸表を参考にした経営が可能となることが大きなメリットであるとしています。  下水道は清潔で近代的な都市生活を営むために欠かせない都市基盤となる施設で、命にかかわる水の問題にも直接かかわる事業でもあります。政府は、設備の老朽化や人口減少社会を迎える中で、より経営意識を高めることが求められるとして、下水道事業を公営企業に移すことを各自治体に通知しています。これは民間でできることは民間へという小泉改革以来からのもので、水道事業の民営化とも関連する命にかかわる水の問題でもあります。温暖化防止など環境を保全する循環型社会の構築が求められていますが、命にかかわる水の問題を企業経営の視点が強調される企業会計へ移行することは、さらに民営化につながる危険があると懸念します。利益を目的とする事業では、支援が必要な方への施策が懸念されています。また、今日のワーキングプアを初め格差社会の拡大、これが大きな民営化の流れの中で、一部の富める者と多くの貧困という社会をつくっているものと考えます。自治体本来の役割は住民の福祉の増進にありますが、誰もが安心して暮らせるまちづくり、そのことがしっかりと推進されることを求め、大和市特別会計条例の一部を改正する条例についての反対討論といたします。  なお、議案第44号、大和市下水道事業の設置等に関する条例についても、同様の理由で反対をいたします。  以上です。 ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――3番、河端恵美子議員。                〔3番(河端恵美子君) 登壇〕 ◆3番(河端恵美子君) 日程第1、議案第42号、大和市特別会計条例の一部を改正する条例について、公明党を代表いたしまして、賛成の立場で討論いたします。  本議案は、大和市下水道事業特別会計及び大和市渋谷土地区画整理事業特別会計を廃止するための条例改正となります。  まず初めに、大和市下水道事業特別会計についてですが、この条例は、下水道事業を官庁会計から公営企業会計へ移行して、中長期的視点で経営の健全化を目指すものであると考えます。下水道事業の経営健全化を図るため、地方公営企業法の適用が望ましいとの国の方針を受け、本市では、平成28年度に公営企業会計への移行事務に着手をし、令和2年4月の移行に向けた準備が進められてきました。本議案は会計処理の方法のみの変更であり、下水道使用料や受益者負担金の納付など、市民の負担がふえるものではありません。  下水道事業公営企業会計に移行することのメリットとして、貸借対照表損益計算書等の財務諸表を作成することにより、経営、資産状況等を正確に把握することができることになります。これにより、市民に対しての経営の透明性が図られるものであると考えます。また、独立採算性の観点から、職員の経営意識を高めることや経費削減等に取り組むことも期待できると考えます。本市の下水道事業は、処理区域内人口の水洗化率が99.6%と非常に高く、今度も適切な改築や維持管理が必要です。公共下水道は市民生活に欠かせない施設であります。公衆衛生の向上や公共用水域の水質保全等の大きな役割がありますので、これまで以上に経営改善や効率的な施設運営に努めていただくことを要望いたします。  改正下水道法第31条の4においては広域的な連携による管理等の効率化に向けた協議会制度の活用が推進されており、現在、神奈川県が中心となり、広域連携の計画、方針等の作成を進めていると聞き及んでおります。下水道の持続可能な事業運営に向けて、広域化、共同化及び官民連携の取り組みを進め、さらなる下水道事業の経営改善に取り組んでいただくことを期待いたしまして、賛成討論といたします。  続きまして、大和市渋谷土地区画整理事業特別会計は令和元年度をもって廃止され、清算金など一般会計へ移行されます。渋谷(南部地区)土地区画整理事業は平成5年12月から開始し、地域関係者の皆様との合意形成を初め、さまざまな課題の解決を図りながら、各権利者の御協力のもと、住環境の改善や利便性の向上が図られるとともに電線地中化事業などに取り組み、大和市屈指の防災に強いまちが形成されました。大和市の南の玄関口、高座渋谷のまちづくりの事業がここでようやく完了いたします。先行して事業を完了した北部地区も合わせると、昭和35年の都市計画決定から実に約半世紀となります。ここで事業全体の完了を迎えたことは、私も地域住民の一員として大変に感慨深いものがあります。この間には、高座渋谷駅周辺の活性化を推進するため、地域関係者の皆様が協力しながら、高座渋谷フェスティバルや渋谷よさこいなど継続したイベントを開催するなど、南の玄関口、高座渋谷の活気あふれる彩り豊かなまちの実現へ取り組んでいただいていることに深く感謝申し上げます。また、市長を初め、この事業に携わった職員の皆様、御協力いただきました多くの皆様の御尽力に心から敬意をあらわすとともに、感謝の念にたえません。  そして、ハード面の充実として欠かすことができないものの中に、この渋谷土地区画整理事業区域内を通る福田相模原線の福田地区がございます。市を南北に縦断し、近隣市の綾瀬市、藤沢市へとつながる大事な幹線道路であります。この幹線道路を整理することで、都市間交通の円滑化や緊急輸送路、避難路となる災害時の広域避難場所へのアクセス道路となり、災害時の対応の円滑化が図られるものと考えます。今後は事業認可の取得が予定されており、早期の事業着手に向けて取り組んでいただくことに加えて、引き続き地元住民への丁寧な説明を要望いたします。そして、地域住民の利便性の向上はもちろんのこと、市外からも人の集まる南の玄関口、高座渋谷のまちがさらににぎわいあふれるまちとなるよう御尽力いただきますようお願いをいたしまして、賛成討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議案第42号、大和市特別会計条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔多数起立〕 ○議長(平田純治君) 起立多数であります。よって議案第42号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 日程第2、議案第43号、大和市手数料条例の一部を改正する条例について討論に入ります。まず反対討論。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議案第43号、大和市手数料条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって議案第43号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 日程第3、議案第45号、大和市火災予防条例の一部を改正する条例について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。
                    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議案第45号、大和市火災予防条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって議案第45号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 日程第4、請願第1-1号、横田ラプコンを撤廃し空域の主権を取り戻し、国内法の適用を求める請願書について討論に入ります。まず賛成討論。――23番、大波修二議員。                〔23番(大波修二君) 登壇〕 ◆23番(大波修二君) 日程第4、請願第1-1号、横田ラプコンを撤廃し空域の主権を取り戻し、国内法の適用を求める請願書について、賛成の討論をいたします。  横田ラプコンとは横田レーダー・アプローチ・コントロールのことで、レーダー進入管制と言われ、地上誘導着陸方式によるもので、航空管制レーダーと精測進入レーダーを用いて、無線電話により航空機の操縦士に指示を与えて、航空機を空港に離着陸させるものです。具体的には、レーダー装置を利用して、管轄する進入管制区、告示で指定されている飛行場から30マイルから80マイル、約55キロから150キロの空域を飛行する航空機に対して、進入、出発の順序、進度及び高度、上昇、降下等を指示しています。これは、羽田国際空港に離発着する場合、横田進入管制区、通称横田空域と呼ばれる1都8県、東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県に及ぶ広大な空域の脇を通らなければなりません。この空域の航空管制は横田基地で行われています。  この横田ラプコンと呼ばれる空域は、民間航空機であっても、当該空域を飛行する場合は米軍による航空管制を受けなければなりません。1便ごとに毎日許可を申請することは非現実であるために、ほぼ全便が迂回する経路をとっています。同空域は1992年に約10%、2008年9月25日に約20%が返還され、現在は高度約7000メートルから約2400メートルの東から西に高い6段階の階段状となっています。羽田空港から離陸する航空機はこの空域が障害になって、一気に7000メートルまで東京湾をらせん状に高度を上げて、横田ラプコンを避けて飛行します。また、各地の飛行場、あるいは外国から飛んできた航空機は、羽田国際空港に着陸する際に、静岡県の太平洋側の空域で過密的な状態を飛行して、千葉県上空と東京湾上空で列をなして約3分間隔ぐらいで着陸を待つという状態であります。  この横田ラプコンを迂回して飛行することは、東京伊丹の飛行時間は現在およそ50分ですが、横田空域がなくなれば40分になると言われています。また、横田空域を避けるために、航空機は急上昇して旋回しないといけませんから、その分、燃料費がかかります。もちろんそれは利用者負担になります。一般的な航空機は1秒で約1ガロン、3.8リットルの燃料を消費しますから、燃料費は1ガロンで約300円なので、50分、3000秒のフライトだと1回でかかる経費は約90万円、もし10分間、600秒のフライトを短縮できたら、燃料費は18万円安くなるはずです。仮に300人が乗っていたとすれば1人当たり約600円、横田区域という障害がなければそれだけ安くなる計算です。  また、不自然なルートを飛行するため、当然、安全上の問題があります。緊急時、例えば前方に落雷やひょうの危険がある積乱雲があって、そこを避けて飛びたいときでも、管制官からは横田空域には入らず、そのまま飛べという指示があると言われています。パイロットへの緊張ばかりでなく、乗客にも不安や危険を与えています。また、首都圏の住民の不安もはかり知れません。この空域の米軍の占領とも言える設定は、日米地位協定上、航空管制権によって決められています。憲法の上に日米地位協定があると言われ、日米合同委員会で審議、決定をされる必要があります。  このような状況を変えようと、全国知事会は、昨年、全会一致で日米地位協定の抜本改定を求める提言を採択し、国に要請しました。また、沖縄県では、昨年のドイツ、イタリアに続いて、ことしはイギリス、ベルギーの地位協定の実態調査に行き、ことしの4月に他国地位協定調査報告書としてまとめて、発表しました。これら4カ国に比べて、日本の日米地位協定では国の主権や国民の安全が大きく損なわれており、抜本的改定が必要になっています。横田ラプコンを撤廃させる問題は、首都圏住民にとって喫緊の課題となっております。日米地位協定の抜本改定に向けて具体的な一歩となる、米軍の管制権を握る横田ラプコンを日本政府が撤廃させ、首都圏の上空の主権を取り戻すことが極めて重要であります。  以上、述べまして、賛成討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより請願第1-1号、横田ラプコンを撤廃し空域の主権を取り戻し、国内法の適用を求める請願書を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔少数起立〕 ○議長(平田純治君) 起立少数であります。よって請願第1-1号は不採択と決しました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 日程第5、議員提出議案第12号、大和市長の在任期間に関する条例を廃止する条例について討論に入ります。まず反対討論。――24番、高久議員。                〔24番(高久良美君) 登壇〕 ◆24番(高久良美君) 日程第5、議員提出議案第12号、大和市長の在任期間に関する条例を廃止する条例について、日本共産党市議会議員団を代表し、反対の討論を行います。  大木市長は多選反対を最大の争点とした選挙で当選され、当選後に大和市長の在任期間に関する条例を制定しました。さらに、自身が4期目となることし4月の市長選挙では直前まで立候補の意思を示さず、市民からは市長みずからが制定した大和市長の在任期間に関する条例、いわゆる多選自粛の条例を守れとの陳情があり、議会で採択された経過があります。共産党はこの大和市長の在任期間に関する条例で求めている4期以上となる多選に自粛を求めることには反対した経過がありますが、条例を廃止するのであれば市長みずからが廃止の条例を提案すべきとの立場であり、(発言する者あり)議員提案による条例廃止については賛同できません。  既に12月定例会の各常任委員会の審査が終了した12月13日、議員提案で提出されたこの条例の廃止を求めた条例について、私は本会議で市長に見解を求めましたが、市長は議員提案であるからとして答弁されませんでした。しかし、先ほど述べましたように多選の自粛を求めた条例の経過から見れば、市長がみずからに課した市民への公約であり、改正や廃止については市長がみずからの言葉で市民に説明をすべきものと考えます。さらに、18日の総務常任委員会の審査で市長の出席を求めましたが、これは賛成少数で市長の見解を伺うことができませんでした。  また、提案者には、市長と議員の二元代表制との関係で問題を感じなかったのか、条例の廃止を求めるのであれば、市長みずからの提案を求めるべきで、事前に相談し、市側からの提案を求めたのかと問いました。提案者は、市長に求めたが、市長からの返答がなかったとのことでした。提案者は、市長が4選をしたことで条例の効力はなくなった、実態に合わせ、遅滞なく廃止するのも議員の役割としていますが、市長は6月定例会で今後検証していくとしているので、それを実行させることを粘り強く求めるのが議員の役割と考えます。総務常任委員会での審査を報じた神奈川新聞では、議員提案としていることで、市長の意向をそんたくしているとの市民の批判を受けても仕方がないと指摘する意見も出されたとしています。市長みずからの説明と議員各位の賢明なる御判断を期待いたしまして、私の討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――15番、山田己智恵議員。                〔15番(山田己智恵君) 登壇〕 ◆15番(山田己智恵君) 日程第5、議員提出議案第12号、大和市長の在任期間に関する条例を廃止する条例について、公明党を代表し、賛成の立場で討論します。  大和市長の在任期間に関する条例は、多選の弊害を防止するため「市長の職にある者は、連続して3期を超えて在任しないよう努める」ことを規定した条例です。今回提出された廃止条例は、現市長がことし行われた市長選挙で市民の選択により当選し、既に4期目に入っているという実態に即し、その効力が失われたものと考えられることから、遅滞なく廃止することが望ましいと判断し、提出されました。同感でありますことから、賛同者として名前を連ねました。多選自粛については、人事権や予算の調整権など大きな権限が持つ市長が長期にわたり特定の人物に固定化されることで独裁化が進むことや、行財政運営がパターン化され、マンネリ化になるという弊害が指摘される一方で、政治の継続性の必要や立候補する権利は尊重されるべき民主主義の根幹であるとの意見もあり、以前より議論が分かれるところです。今回はその是非を問うものではありませんが、多選による弊害防止のための適正な期数が何期なのか、3期が適正なのか、4期が適正なのか、正解を出すのは難しく、その時々の市の状況や人によっても変わるもので、最終的には市民の判断によるものだと私は思います。4期以上を多選とうたっている本条例は実態とも整合性がとれず、速やかに廃止すべきものです。  また、この多選自粛条例は2008年に議会も賛成して成立させています。この条例廃止は市長からの提出が待たれましたが、このまま遅滞させることは望ましくないと考え、議会で廃止を決することは議会としても責任があり、二元代表制に反するものではないと考えます。  最後に、市長におかれましては、大和市長の在任期間に関する条例を制定されたときの御決意のままに、自戒の心、自制心を持ち、清新で活力ある市政運営を行い続けていただくことを強く望みます。  以上を申し上げ、大和市長の在任期間に関する条例を廃止する条例に賛成の討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。――20番、国兼久子議員。                〔20番(国兼久子君) 登壇〕 ◆20番(国兼久子君) 日程第5、議員提出議案第12号、大和市長の在任期間に関する条例を廃止する条例について、神奈川ネットワーク運動を代表しまして、反対の討論を行います。  本条例は、大木市長が2007年の市長選で多選反対を掲げ、多くの市民の支持を得て、現職の4選を阻み、初当選された翌年にみずから成立させたものです。改選前の平成31年2月22日の総務常任委員会で市民から陳情、大和市長の在任期間に関する条例を遵守する旨の大和市議会の決議を求める陳情書を6人のうち4人が賛成し、採択しました。傍聴した陳情者からは、議会としてのチェック機能を果たしてくれたとの声も上がっています。同年3月定例会本会議では、議員提出議案、大和市長の在任期間に関する条例を遵守する旨の決議を賛成多数で原案可決しています。一度陳情を採択した議会が、しかも、一度決議に賛成した議員が、1年もたたずに手のひらを返すように条例廃止に動くこの不条理に市民の理解が得られるとは到底思えません。市長におもねるかのように議会から条例廃止を提案することは、決議を可決させた議員として納得がいきません。これは、市長との緊張関係を保ち、独立、対等の立場である二元代表制の仕組みをも根底から覆すに等しく、議会の信用を損なうものです。  以上の理由により、本条例に反対いたします。 ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に反対討論。――23番、大波修二議員。                〔23番(大波修二君) 登壇〕 ◆23番(大波修二君) 日程第5、議員提出議案第12号、大和市長の在任期間に関する条例を廃止する条例について、反対の討論をいたします。  まず1つ、市長が4選したからといって、条例の本来の効力がなくなったわけではありません。市長はこれから5期あるいは6期やられるかもしれません。現在4期目を執行している現市長においても、私はこの条例は十分な圧力になっていると考えております。条例の中の在任期間に関する主要な部分で「長期にわたり在任することにより生じるおそれのある弊害を防止する」「清新で活力ある市政運営を確保することを目的とする。」、こういう内容であります。このことが有効に機能していると私は思っております。  同条例の第2条の「3期を超えて在任しないよう努める」との解釈は、3期を突破したから、その意味がなくなるということではなくて、問題は3期以上の時間を意味していると解釈すべきであります。この条例があるからということでの弊害は決してありません。この条例は、市長みずからがこれから強大な権力者になる。したがって、この権力をどういう形で執行していくかという決意のあらわれの条例であります。提案者はこの条例があることで幅広い考えの市長の選出ができなくなるのではないかという弊害を挙げていますけれども、そういうことは当たりません。  問題は、今回の市長選で市長はこの条例に背いたという形でございますので、180度変えたことにやはり問題があると思います。12年前の市長の多選自粛に関する考え方で、そのときの発言から理解できます。大木市長は12年前の選挙公約でこう書いてあります。「あなたは市長の多選に賛成ですか? 反対ですか? 多選反対 市長は大木さとる」。このように大木市長は、平成19年4月、多選反対を大々的に訴え、4選を目指す現職を破って、市長として初当選いたしました。その後の発言でも「自治体の首長は、予算、人事、許認可など多くの権限を手にしており、これが長期にわたれば、独善的な組織運営や人事の偏向など弊害が生じると言われております。ご存じのとおり、アメリカ合衆国大統領の任期は2期までという歯どめがかかっており……、一人の人間が長期間つくことの危険性を前提とした、……システムであるととらえております。人間は完全なものではありません。ゆえに権力を時間で分断することが必要であると強く考えるところであり」と言っていらっしゃいます。「多選を制限する仕組みづくりに取り組んでまいる所存であります」とも言われておりました。  さらに、次のように発言をしているわけです。「多選の弊害については独善的な組織運営や人事の偏向などと言われますが、市政運営を行っていく上では、この弊害を防ぐことが常に求められているものと捉えており、これまでも条例はもとより、みずからに高いハードルを設けて取り組んでまいりました。しかしながら、一般的に条例は時代の変化や社会の要請等により適宜見直していく必要があり、本条例についても他の条例と同様に、さまざまな視点から検証を行っていくことも必要であると捉えております」と言っていらっしゃいます。  それから2番目です。市長がこの在任期間に関する条例に対して、現在はどのように考えているかわかりませんけれども、今回、再三市長の考え方を聞いていても、その内容について発言をしませんでした。しかし、今言えることは、現在この条例を検証しているということが一つ。そして、私たちでは考えられないのですけれども、多選に対しては市長独自、特有の論拠を持っていらっしゃるということであります。このことから、廃止をする条例を議会から提案するということは、市長に対するそんたくと見えるということが新聞報道であったようですけれども、それは当たり前のことだと思います。多くの市民は、こういう状況から、議会側からこの廃止の条例を出すのはおかしい、それは地方自治の根幹である二元代表制を大きく損なうものであるという意見が私にも寄せられております。  3つ目、現在、幾つかの多選の弊害が出ているとも言える状況にあるということであります。1つには、ことし市長選があったわけでありますけれども、投票率が大きく下落をして、わずか38%だったわけです。前回よりも2.4%も下がりました。当日の大和の有権者は約19万2000人でした。市長は4選を果たしました。得票率は20万人近い有権者に対して4万3959票、投票総数のわずか52%という形でありました。この4万3000票というのは、絶対的な得票率からすればわずか22%という状態で選挙戦を終えたわけであります。  次に、やはり市長の強大な権限。議案提出権だとか、あるいは人事権だとか、予算編成権だとか、こういう強大な権力を一手に持っているわけでありまして、最近、私も聞くのですけれども、人事権に対しても偏向し、硬直をしている、率直な意見が言える状況にない。そういう意見を時々私は聞くわけであります。こういう点からしても、明らかにこれは多選の弊害であると言わざるを得ないということを述べまして、反対の討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に反対討論。――22番、赤嶺太一議員。                〔22番(赤嶺太一君) 登壇〕 ◆22番(赤嶺太一君) 日程第5、議員提出議案第12号、大和市長の在任期間に関する条例を廃止する条例について、反対の立場から討論を行います。  2007年の市長選挙において大木市長は、多選反対を掲げ、当時の現職市長の4選を阻み、当選されました。そして、大木市長のもと、大和市長の在任期間に関する条例が行政側から提案され、議会が可決成立をしたものであります。本条例は「市長の職に同一の者が長期にわたり在任することにより生じるおそれのある弊害を防止するため、市長の在任期間について定め、もって将来にわたって清新で活力ある市政運営を確保することを目的」とし「市長の職にある者は、連続して3期を超えて在任しないよう努める」と努力規定を定めるものであります。平成20年度施政方針において、市長は「自治体の首長は、予算、人事、許認可など多くの権限を手にしており、これが長期にわたれば、独善的な組織運営や人事の偏向など弊害が生じると言われております。ご存じのとおり、アメリカ合衆国大統領の任期は2期までという歯どめがかかっております。これは、国家元首、行政府の長として絶大な権力の集中するポストに、一人の人間が長期間つくことの危険性を前提とした、アメリカの民主主義の安定を支える重要なシステムであるととらえております。人間は完全なものではありません。ゆえに権力を時間で分断することが必要であると強く考えるところであり、多選を制限する仕組みづくりに取り組んでまいる所存であります」と首長の多選についての考えと決意をこのように述べております。  そして時は流れ、条例の改廃が行われぬまま、本年4月に市長は3期12年目の任期を迎えました。そして、みずからが提案し制定した条例の努力規定を全うすることなく選挙となり、多選が争点化された戦いにおいて多選反対を訴えた対立候補が敗れ、大木市長が大和市の歴史で初めてとなる4選を果たされました。本条例案の提案理由である、市長が4選を果たし、条例の効力が無効となったという点については、選挙において、大木市長の4選を認めるという民意による明確な判断がなされた事実を否定することはできません。本案に賛同する最も大きな根拠となり得ることも理解をしています。そういう意味では、議会の責任において、このタイミングで廃止されるべきものなのかもしれません。しかし、我々は議会基本条例に基づき、議員としての職責をそれぞれの考えに基づき果たしていく必要があります。  それでは、本条例案に反対する理由を述べてまいります。  まず、多選の弊害を防止するという条例の目的は達成されておりません。たとえ本条例が廃止されたとしても、市長が多選状態にある事実は変わるわけではありません。多選の弊害を防止するためのルールは本条例以外に定められておらず、その条例の機能も不完全な状態にあります。過去に市長が危惧された独善的な組織運営や人事の偏向などの多選の弊害を防止するため、権力を時間で分断するという方法以外にも対策を検討すべきであります。現実に不可解な人事や行政組織の硬直化が疑われており、その強大な権力におもねり、そんたくせざるを得ないムードは大和市全体に広がっています。さらに、これに民意が与えられたことで弊害の進行に拍車がかかるおそれがあります。  次に、本条例案に関して市長のお考えや思いが語られていないことであります。先日の本会議の質疑において市長は「議員提出議案でございますので、答弁は差し控えさせていただきます」と答弁をされました。以降、議会における審査においても市長の言葉は語られておりません。この状況で大和市長の在任期間に関する条例を廃止する条例の賛否を問われれば、反対せざるを得ません。  結びに、これは私個人の意見でありますが、市長の行政手腕と市政のかじ取りに多くの市民が期待していることも事実であります。議会とともに清新で活力ある市政運営をこれからも行っていただきたいと要望を付して、反対の討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議員提出議案第12号、大和市長の在任期間に関する条例を廃止する条例についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔多数起立〕 ○議長(平田純治君) 起立多数であります。よって議員提出議案第12号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) △日程第6、議案第46号、指定管理者の指定についてから △日程第9、陳情第1-10号、安全・安心の医療・介護の実現のため夜勤改善と大幅増員を求める陳情書まで、以上4件を一括議題に供します。  ただいま議題となりました案件は厚生常任委員会に付託され審査されておりますので、この際同委員長に審査の経過と結果についての報告を求めます。――12番、堀口香奈厚生常任委員長。                〔12番(堀口香奈君) 登壇〕 ◎12番(堀口香奈君) 去る12月2日に開催いたしました厚生常任委員会における審査の経過と結果につきまして御報告いたします。  当日は委員全員と委員外議員7名の出席がありました。  初めに、議案第46号、指定管理者の指定についてを議題とし、傍聴人1名を許可し、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、松風園の指定管理者にほかの団体の申し出はなかったのか。答弁、施設の性格上、社会福祉法人に限定していることから、1者のみと申し込みが少ないものと考えている。  質疑、現在の期においてしらかし会で課題等はあるか。答弁、第2松風園にはかなり高齢になって通っている方もいる。そういう方の介護者の問題等が課題と挙げられているが、松風園からはその部分についても前向きな回答をいただいている。  質疑、選定委員会の選定基準は点数でつけているのか。また、満点は何点で、しらかし会は何点だったのか。答弁、チェックシートをもとに点数をつけて、基準以上であった。評価点は5人の審査委員において満点が825点になる。今回しらかし会は619点をとって決定された。  質疑、評価は具体的にどういった内容でチェックをしているのか。答弁、利用者に対し平等な利用の確保及びサービスの向上が図れるもの、松風園の効用を最大に発揮するもの、松風園の適切な維持管理及び管理に関する経費の削減が図れるもの、松風園の管理を安定して行う人員資産、その他の経営の規模及び能力を有していること、あとは全体的な評価が基準になっている。  質疑、障害を持つ方々の保護者からの意見への配慮はどのようになっているのか。答弁、現在の松風園については、毎月保護者会を実施する中で話を聞いている。特に第1松風園は個別に保護者と話をする機会等を設けており、できる限り希望に沿うように努力されていると聞いている。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第72号、令和元年度大和病院事業会計補正予算(第1号)を議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、10億円を借り入れるわけだが、どういった返済計画を考えているのか。答弁、返済については15年間の借り入れを想定している。当初5年間は元金据え置き、6年目以降1億円ずつ、10年間かけて返済する予定である。  質疑、なぜこれほどの金額が必要になっているのか。答弁、赤字決算が3年連続で続いており、経営環境が厳しい上に、これまで投資してきた施設や設備に対する起債の償還も重なり、今後の運転資金として10億円が必要になった。  質疑、病院側としてこの10億円を借りることをどのように決めたのか。答弁、年度末に各種の支払いを終えた後、残高として3億円以上が望ましいと考えているので、今回総額10億円を借り入れるものである。  質疑、10億円の拠出について病院側としてはそれをどう引き出したのか。答弁、各種取り巻く状況を判断している中で、市側から借りるべき現金があるとのことで、今回借りられないかとの判断になった。  質疑、今回これだけ大きくマスコミ、新聞等で騒がれているが、現在どのような考えを持っているのか。答弁、職員一同に情報共有して、みんなでこの危機を乗り越えることを進めている。ほかの病院と比べて医師1人当たりの収益等が少な目であるから、救急や紹介患者をふやすことを進めて、入院収益をふやして改善していきたい。  質疑、キャッシュ・フロー計算書を見ると、今回10億円を長期で借り入れたとして、恐らく来年度、再来年度、かなり近いところで同様の危機を迎える可能性があるとの認識は持っておいたほうがいいのか。答弁、病院側としても資金的には大変厳しい状況が続くと考えている。  質疑、今回の報道を受けて、市民はもちろん、病院の職員もかなり心配していると思う。どういった形で共有をしていくのか。答弁、先日の全体会議である運営会議で職員に周知し、職員全員で危機意識を共有している。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、陳情第1-9号、介護施設の人員配置基準の引き上げのために、国に対し意見書の提出を求める陳情書を議題とし、傍聴人2名を許可し、陳情者から意見陳述を受けた後、質疑に入りました。
     質疑、小規模なところは人手不足あるいは基準に満たないために潰れてしまうと聞いている。市内にもそのようなところがあるのか。答弁、平成30年4月1日から平成31年3月31日の期間で、新規が25事業所、廃止は31事業所である。廃止理由は、ケアマネジャーが高年齢になったなどの年齢、実際に利用者が集まらないこと、事業者に職員が集まらないという要因などが挙げられている。  質疑、これからの展望として、もう少し積極的な取り組みを市独自でもやっていくべきではないか。答弁、最低基準を上げてしまうことは、介護保険制度そのものを根底から考え直すところが出てくるかと思うので、市の所管としては慎重な検討をいただきたいと感じている。  また、意見として、高齢者の尊厳や働いている人の環境を守っていくためには、今のまま放置していいのか、議論していく必要があるのではないかという意見と、制度として変わったら困ると思うが、利用者の立場、介護を実際にやっている人の立場を重視していくべきではないかと思うとの意見がありました。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は賛成少数で不採択と決しました。  次に、陳情第1-10号、安全・安心の医療・介護の実現のため夜勤改善と大幅増員を求める陳情書を議題とし、陳情者から意見陳述を受けた後、質疑に入りました。  質疑、夜勤について市立病院の実態を教えていただきたい。交代制についてはどのように決めているのか。答弁、従前から勤務環境の改善で3交代制と2交代制を選べる状況となっている。平成30年度の夜勤回数の平均が7.2回、令和元年度上半期は7.7回である。  質疑、3交代が若干多いとのことだが、勤務間隔はどのくらいあいているのか。答弁、勤務間隔は、時間外がなければ基本的に15時間半以上である。3交代については、勤務ローテーション上、日勤帯から深夜帯に入る場合は7.5時間となっている。現場の意見も踏まえながら協議を進めている最中である。  以上で質疑を終結し、反対討論として、陳情の内容で保険料の負担軽減を求めていたり、病床の削減を行わない等、病院経営を非常に圧迫するようなことが書いてある。働く人のことを考えるのは非常に重要であるが、少し矛盾したこともあるとの考えから、この陳情には反対するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、本件は賛成なしで不採択と決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(平田純治君) 委員長の報告が終わりました。ほかに他の委員から補足報告があれば発言を許します。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) なしと認めて進行いたします。これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し質疑はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 質疑を終結いたします。これより日程に従いまして討論を経て採決してまいります。  日程第6、議案第46号、指定管理者の指定について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――28番、吉澤 弘議員。                〔28番(吉澤 弘君) 登壇〕 ◆28番(吉澤弘君) 日程第6、議案第46号、指定管理者の指定について、公明党を代表して、賛成の立場で討論いたします。  本議案は、大和市障害福祉センター松風園の指定管理者を指定したい必要によるものです。平成17年から、地方自治法第244条の2第3項の指定に基づき指定管理者制度を導入し、社会福祉法人松風園に管理運営を委託してきました。令和2年3月末日をもって5年の指定期間が終了することから指定するものです。本来、障害施設などの指定については最低10年の指定を望むところであります。  大和市障害福祉センター松風園は、指定を受け、約15年間にわたり、地域との連携やサービスの向上、経費の削減などさまざまな面で努力されております。また、第1松風園、第2松風園ともに定員がオーバーする中で、職員の皆様が大変に御苦労されております。これからも本市の障害福祉の中核的な存在とし、知的障害者の通所施設としての運営、専門的療育の向上、重度障害児者の受け入れに対する期待を込めまして、賛成の討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議案第46号、指定管理者の指定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって議案第46号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 日程第7、議案第72号、令和元年度大和病院事業会計補正予算(第1号)について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――15番、山田己智恵議員。                〔15番(山田己智恵君) 登壇〕 ◆15番(山田己智恵君) 日程第7、議案第72号、令和元年度大和病院事業会計補正予算(第1号)について、公明党を代表し、賛成の立場で討論を行います。  今回の補正予算は、営業運転資金に充てるため、一般会計から長期借入金10億円を借り入れるものです。借り入れる一般会計の財源は、団塊の世代の退職増加に対応するため、平成7年度に退職金の財源として設置された退職手当引当基金となっていますが、退職者数の推計から試算すると、今後15年間取り崩す予定がないとされています。返済期間は15年間を予定しており、5年間は元金据え置きで年間20万円程度の利息のみ、6年目から10年間、毎年1億円を返済していく計画になっています。市立病院の赤字経営は、平成28年度決算で2億円、平成29年度6億円、平成30年度6億7000万円、今年度もこのままいくと昨年度並みの赤字になる見込みと聞いており、4年間連続の赤字経営が続く状況となっています。  このように病院経営が運転資金不足となった原因は、患者数が見込みより低くなり、収益に対する人件費の割合が高いため、収入とのバランスがとれなくなったことにあります。また、この間、施設や高額な医療機器などの整備も行いました。平成28年度は、手術室の増設、最新MRIの更新、増設、平成30年度には放射線の治療装置、リニアックの購入や電子カルテシステムの導入、これらにより支出が増大したこともその一因と考えられます。診療報酬の伸びが抑えられている状況の中、資金的には厳しい状況が続くと考えられますが、ただし、平成5年時に建設した現市立病院の起債が30年間となっており、5年後には毎年約5億円の償還が終了すること、放射線治療装置、リニアック設置当初配置できていなかった専門医がことし9月に1名配置できたことで、専門的な治療がいよいよ行えるようになったことに加え、現在、地域医療支援病院の取得を予定しており、選定療養費や入院時の加点などのプラスが見込めるなど明るい見通しもあります。  大和市立病院は、地域の基幹病院として市民の命を守る、なくてはならない大事な病院です。今後は地域がん診療連携拠点病院、婦人科系を含む周産期医療などの強みをさらに生かすことや、医師の確保、病診連携の強化等で患者を獲得していくなど、収益を上げ、病院全体で一丸となり、経営改善に取り組まれますことをお願いいたします。また、市立病院は建設より25年が過ぎ、老朽化してきています。電気設備等も含め、予防保全で計画的に修繕、交換を行い、長寿命化を図ることをあわせて要望いたします。  以上を申し述べ、令和元年度大和病院事業会計補正予算(第1号)についての賛成討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――11番、石田 裕議員。                〔11番(石田 裕君) 登壇〕 ◆11番(石田裕君) 議員番号11番、虹の会、石田裕。日程第7、議案第72号、令和元年度大和病院事業会計補正予算(第1号)に、賛成の立場で討論を行ってまいります。  大和市立病院の経営が非常に厳しい状況になってきております。メディア等でも大和市立病院が赤字になったとか、今回の補正予算に関しても報じられているというところは私のほうでも目を通しました。そちらに目を通していくと、やはり赤字になったことや10億円の借り入れをこれから市から行っていくといったことが語られております。しかし、こうした公立病院の厳しい状況というのは大和市立病院に限られたことではありません。なぜ大和市立病院が殊さらにこのように大きく取り上げられるのか、私なりに類推しますと、大和市立病院は公立病院の中にあっても非常に健全な経営、優秀な経営を行って注目を浴びていた市立病院であり、いわゆる優秀な運営を行ってきた病院のある種象徴であった。そういう病院が一転赤字になり、3年連続が確定し、4年間連続赤字になるということも確定をするという状況になり、大きくショックを受けている。つまり、今回の大和市立病院の報道に関して、そこで捉えなければならないのは、私は大和市立病院がどうした、こうしたということではなくて、そもそもの公立病院の運営、経営、あり方、背後にある診療報酬のあり方ですとか、さまざまなバックグラウンドに無理を来してきていることが明らかになってきているということをやはりしっかり捉えなければならないと思います。  そうした中において、大和市にとって市立病院があるということは、救急ですとか、あと妊産婦、小児、さまざまななくてはならない、しかし、なかなか採算をとることが難しい。こういう医療をしっかり支えていく上で、絶対に市立病院というのはなくてはなりません。だからこそ、大和市が今回、職員の退職手当引当基金を充当して、10年間にわたって貸し付けをしていく判断というのは、私は正しい判断であったと思っております。  私は大和市立病院運営審議会の委員として昨年、また、ことしも務めさせていただいておりまして、大和市立病院では、前の経営計画が満了になったので、新しく経営計画案をつくっていくという段階になってきております。その中で詳しい経済指標について幾つか見ていくと、先ほど山田議員のほうからもありましたように、平成28年度では2億円ほど、平成29年度では6億円、平成30年度では6億7000万円の純損失、つまり赤字を出している。こうしたことで、大和市立病院も黙って指をくわえているわけではなくて、非常に努力をし、努力し過ぎるほど努力をしていることが数字になってあらわれてきています。例えば経常収支比率などを見ていても、目標が104%ほどだったものが今回94%、かなり抑えている状況になっています。また、医療の支出に対しての材料費の割合に関しても目標値、前年よりもかなり絞った数値というのが出てきています。そのように今、市立病院の中でかなり働き方というのを締めつけている非常に厳しい状況の中で、職員の皆さん、医療スタッフの皆さんが仕事をなされているという状況が見てとれるような数字が羅列している状況です。  そして、私にとって非常に心配だったのはインシデントやアクシデントといったものの報告件数というのが昨年に比べて非常に大きく上がっています。そういう状況下も見ていくと、やはりそういったプレッシャーをかけて、厳しい環境の中で仕事をしなければならないという状況、もっともっと患者を引き入れなければならない、病床率に関しても昨年問題になりましたけれども、何とか3%ほど上げて改善をしてきていますが、そういった中で、やはり過度にスタッフに負担がかかってきている、医療の質にもしかしたら影響が出ているのではないかという懸念が持たれているところであります。  こうした中、さらに経営計画案の中の今後の見通しなどを見ていくと、今後はもしかしたら民営化ですとか、もしくは高齢者福祉施設ですとか、さまざまな今後の市立病院のあり方も検討していかなければならないということが前回の経営計画案よりも非常に強い調子で書いてあるというふうに私は受け取っています。やはり私は公立病院、先ほども言ったようになくてはならないものだと思います。我々市議会議員並びに行政が市立病院に対して今やらなければならないことというのは、市立病院は経営がまずいのではないかと尻をたたくことではなく、やはり公立病院はなくてはならないのだから、しっかり支えていかなければならない、そのためにどうしたらいいのかということを全力で我々市議会議員も、そして行政も考えていかなければならない。そして、やはり市民の皆さんの御理解をいただかなければならないと思います。  あの報道だけを見ていると非常に不安になっている市民の皆さんもいらっしゃいますので、市長及び市立病院のほうでも、こういった背景をしっかりと国民の皆さんに理解していただく。その上で市立病院がなくてはならないのだということをしっかり理解していただくように、周知のほうを図っていただきたいと思っております。  以上のことから、今回の大和市病院事業会計補正予算(第1号)に賛成の立場での討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――14番、小田博士議員。                〔14番(小田博士君) 登壇〕 ◆14番(小田博士君) 日程第7、議案第72号、令和元年度大和病院事業会計補正予算(第1号)について、自民党・新政クラブを代表して、意見、要望を付しまして、賛成の立場から討論いたします。  このたびの補正予算は、今年度末に営業運転資金が不足するおそれがあるため、市職員の退職手当引当基金から10億円を借り入れるものです。運転資金が不足した背景には、電子カルテの導入や放射線治療装置、リニアックの更新による支出増加が影響していると言われますが、民間企業であれば運転資金がなくなれば倒産をします。市立病院は3年連続赤字決算となっています。令和4年度以降の黒字化を目指していますが、今後の経営状況は予断を許しません。人件費や材料費の上昇、診療報酬のマイナス改定などにより、病院を経営する環境は厳しさを増しています。全国的には公立病院の6割が赤字経営となっております。赤字経営は決して珍しいことではありません。だからといって、赤字の垂れ流しが当然という姿勢であってよいはずはありません。市民の皆様の税金が投入されている以上、黒字化に向けたたゆまぬ努力が不可欠でございます。  今月中旬に公表された市立病院の新計画の概要版を読みますと、市立病院は経営規模が同じ病院と比べて、1、一般病床占床率が低い、2、医業収益に占める他会計繰入金の割合が高い、3、100床当たりの医師、看護師の割合が高いといった特徴がうかがえます。占床率の向上や職員人件費を初めとしたコストの削減は不可欠だと考えます。市立病院の経営計画は昨年度に終了しており、現在は計画自体が存在していない空白期間となっています。前代未聞の事態であり、計画性に欠けているのではないかと心配になります。今後の経営改善に向けて、マネジメント能力の強化も必要だと考えます。経営に関する外部専門家の本格的導入も検討されてしかるべきでしょう。地域の病院との役割分担を図り、市立病院の強みをもっと生かしていくことも大切だと考えます。  大変厳しい経営環境が続いておりますが、好材料もあります。占床率は改善傾向にあり、ことしの11月は77.5%でした。日によっては90%を超えたときもあったと伺います。数値目標を掲げ、意識的に経営改善に取り組む姿勢は評価できます。また、地域医療支援病院の認定取得に向けて取り組んでいます。認定を受ければ、紹介以外の患者が減り、収益改善が期待されます。たゆまない改革を続けて経営基盤を強化し、市民から信頼される地域の基幹病院として発展することを期待し、より一層の奮起を促して、賛成討論とさせていただきます。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――9番、山崎佐由紀議員。                〔9番(山崎佐由紀君) 登壇〕 ◆9番(山崎佐由紀君) 日程第7、議案第72号、令和元年度大和病院事業会計補正予算(第1号)に関して、神奈川ネットワーク運動を代表し、意見を付し、賛成の立場から討論します。  大和市立病院は平成28年度から赤字決算となり、その後、3年連続で赤字が続いています。救急棟や手術室の新設、高額な機器や電子カルテの導入に加え、診療報酬改定や人件費の増加が原因で今年度も赤字となることが見込まれています。そのため、一般会計から長期借入金10億円を借り入れることが議案に上がりました。令和元年度の予算には、総務省繰出基準により既に16億5500万円の一般会計負担金が組み込まれています。民間病院が手がけたがらない救急や小児など不採算医療を提供する意味もあり、市立病院は大和市民の大切な資産です。今回の借り入れは返済の見込みが示され、納得できるものであったため、市立病院存続のため必要なものと判断し、議案には賛成いたします。  しかし、導入についての話し合いの透明性に疑問も残ります。借り入れすること及びその額は院内の管理会議で決まったもので、利用者の代表である公募の市民も含まれる病院運営審議会に諮られませんでした。内部の会議だけでは問題点を探り出せない可能性が残ります。病院が借り入れを申し込んだ場合、よほどのことがない限り、市側も貸し出しをせざるを得ません。今回は当面利用の見込みのない退職手当引当基金を使うとのことです。今後このようなことのないよう、病院の経営改善は必須です。市立病院の3年連続赤字は新聞にも報道されたため、市立病院は大丈夫なのかと不安に思う市民もいます。市民の税金を投入するのですから、説明責任があるはずです。もし市民にこのことについて聞かれたとき、病院職員は市民が納得できるように答えなくてはなりません。病院職員が一体となって経営危機に対処するためにも、病院の運営審議会等で共有し、透明性を確保しつつ、問題に対処していただくことを要望して、賛成討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――12番、堀口香奈議員。                〔12番(堀口香奈君) 登壇〕 ◆12番(堀口香奈君) 日程第7、議案第72号、令和元年度大和病院事業会計補正予算(第1号)について、日本共産党議員団を代表して、意見を付して賛成の討論を行います。  今回の補正内容は、病院運営の運転資金である現金の残高が年度末に不足を生じることから、一般会計から10億円の長期借り入れをするというものです。市立病院は、救急医療、災害時医療、周産期医療、小児医療を担う地域の拠点病院であり、市民にとって、地域にとっても命と健康を守るかなめの施設として欠かすことのできない存在です。今回の借り入れは病院運営を継続するために必要な措置であると理解しております。  しかし、なぜこういった状況になったのか、兆候が事前にあったのではないかと思っております。委員会の審査の中でも、借り入れをしなければならないとの検討、話し合いはいつからなされたのかとの質問に対して、資金的に厳しい状況が続くことは、昨年度、高額な放射線機器を整備する計画の段階からある程度わかっていたが、病院内で自力で何とかしようと、その時点では借り入れは考えていなかった。今回の借り入れについては、ことしの夏ごろ、今後の見通しを立てたときに不足が見込まれるために補正予算を計上する運びになったと答弁されておりました。何かしらもっと早く対策を講じるべきだったのではないかと思うわけです。10月から経営立て直しのために戦略室の人員の強化も図られております。こうした状況になったことの分析をしっかりと進めていただき、同じことが起きないよう手だてを講じていただくことを求めておきます。  病院経営の厳しさの背景には、診療報酬のマイナス改定が続いてきたことが大きな要因となっていると考えています。これは、病院の努力だけではどうすることもできません。12月17日の財務大臣と厚生労働大臣の大臣折衝による2020年4月診療報酬の実質マイナス改定合意が発表され、その改定率は、診療報酬の本体が0.47%、消費税財源を活用した救急医療における勤務医の働き方改革への特例的な対応分が0.08%として、計0.55%引き上げ、薬価、材料価格は1.01%引き下げで、全体としては実質マイナス改定となっています。薬価等の引き下げで捻出した財源は、高齢化による社会保障費の自然増部分1億3000万円程度を圧縮することに回され、薬価等の引き下げ分は本体に切りかえて、改定財源を捻出するとしていた中医協での合意がほごにされた形となっております。診療報酬は医療の質と安全を担保すると同時に、医療経営の安定も保障するもので、診療報酬を引き下げるということは、医療機関の原資が減るために医療従事者の待遇にも影響が出ます。政府が推奨する賃金の引き上げは不可能であるばかりか、働き方改革にも逆行し、さらには、国民医療の水準も低下させることになると保険医協会は指摘をしています。これまでも、本体はプラス、薬価はマイナスとして実質マイナス改定が続いてきました。  これまでの引き上げ分に対しても、実際の人件費や物価の上昇にすら追いついていないのが現状で、今回の改定も十分とは言えない内容です。先ほども申し上げましたが、現場の努力だけでは厳しい状況を打開することは困難と見受けられます。今回、会派として適正な運営ができるよう、診療報酬の引き上げを求める意見書を提出いたしましたが、議会運営委員会において賛同会派が少数であったことから、可決・成立の見込みがない意見書は本会議に提出をしないということにより、本会議に上程することができませんでした。とても残念に思っております。  繰り返しになりますが、今後、今回の借り入れを行っても資金的に大変厳しい状況が続くと思われます。適宜現場にも、そして私たちにも情報提供を行っていただくとともに、医療の質をしっかり守っていただくことを要望し、賛成の討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議案第72号、令和元年度大和病院事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって議案第72号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 日程第8、陳情第1-9号、介護施設の人員配置基準の引き上げのために、国に対し意見書の提出を求める陳情書について討論に入ります。まず賛成討論。――24番、高久良美議員。                〔24番(高久良美君) 登壇〕 ◆24番(高久良美君) 日程第8、陳情第1-9号、介護施設の人員配置基準の引き上げのために、国に対し意見書の提出を求める陳情書について、日本共産党議員団を代表して、採択に賛成の立場から討論を行います。  介護の現場では、慢性的な人手不足に加え、超高齢化社会の進行により、ますます人材の確保、離職防止の対策を講じることが強く求められています。人手不足の主な原因は、過酷な労働実態と社会的な役割に見合わない低賃金が指摘されており、処遇改善は待ったなしの状況です。介護施設では、入居者、定員数に対して介護職員や看護職員の配置基準が制度上定められており、各施設はそれを満たすよう努力しなければなりません。一定数以上の職員を確保して、適正な介護を行えるようにすることが基準設定の主な理由です。例えば、特別養護老人ホーム、特養の場合、介護、看護職員の配置基準は入所者3人につき1人以上を規定、また、介護老人保健施設においても、入居者と介護、看護職員の割合が3対1以上になるよう配置することが求められています。しかし、介護報酬は3対1の配置基準を上限に設定されているため、配置人数がここからふえると付加価値労働生産性が低下し、それに連動して職員の給与水準が低下する構造にあります。東京都社会福祉協議会が行った介護職員補充状況に関する実態調査によれば、実際の介護現場では入居者3人に対して職員1人のシフトでは労働基準法に反するようなローテーションしか組めないことから、多くの施設が2対1に近い配置を実施しています。こうした現行の配置基準は、現実の人員配置に見合う介護報酬でなければ職員の給料も介護の質も保証できないと専門家からも問題点を指摘されているところです。  こうした中、政府は、介護人材の不足解消に向けた対応策として介護施設における最低限必要な介護職員の数を減らすという意向を示しています。人員配置基準を減らし、その代替として、介護ロボットなど新テクノロジーの導入による業務の効率化、生産性の向上を挙げています。しかし、新たな技術が介護職員と同等の役割を確実に果たせるのかについては疑問や課題があり、人員配置基準を下げると、結局のところ、職員1人当たりの負担がふえるのではないか。また、施設利用者の安全性を脅かしかねない問題ではないかと懸念する声が少なくありません。介護労働者が安心して働き続けられる環境は、ひいては施設利用者の安心安全につながります。配置基準を実態に即した基準に引き上げることを求める本陳情を採択し、少しでも制度の改善が図られることを願い、賛成討論といたします。  以上です。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより陳情第1-9号、介護施設の人員配置基準の引き上げのために、国に対し意見書の提出を求める陳情書を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔少数起立〕
    ○議長(平田純治君) 起立少数であります。よって陳情第1-9号は不採択と決しました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 日程第9、陳情第1-10号、安全・安心の医療・介護の実現のため夜勤改善と大幅増員を求める陳情書について討論に入ります。まず賛成討論。――24番、高久良美議員。                〔24番(高久良美君) 登壇〕 ◆24番(高久良美君) 日程第9、陳情第1-10号、安全・安心の医療・介護の実現のため夜勤改善と大幅増員を求める陳情書について、日本共産党市議会議員団を代表し、採択に賛成の立場から討論を行います。  医療、介護の現場は24時間体制での対応が求められています。医師、看護師、介護士の不足は深刻で、一人一人の過重労働が進んで、過酷な夜勤、長時間の労働などにより慢性的な疲労を招いて健康を害したり、過労死を招いている実態があります。誰もが安全で安心して受けられる医療、介護を望んでいます。厚生労働省は夜勤交代労働の負担軽減など勤務環境整備を求める通知を出していますが、現場の改善に至っていないのが現状です。市立病院では、夜勤と2交代と3交代の選択制をとっており、2交代が約45%、3交代が55%となっており、それぞれメリット、デメリットがある中で、生活状態により合った勤務を選択しているようです。3交代で日勤から夜勤に入る場合、勤務間隔が7.5時間となっており、通勤時間などを考慮すると休息をとる時間の確保は難しい状況ではないかと推測します。個々の状況に応じてどの勤務が最適なのか、現場の意見も踏まえて協議を進めているとのことなので、働きやすい環境整備を整えていただきたいと思います。  地域医療を守り、全ての患者に安心で行き届いた医療を提供するためには、手厚い介護体制と労働条件の改善など、諸外国に比べて少ない日本の看護師数をふやしていくことがどうしても必要です。医療、介護の現場で働き続けたいと思っても難しいのが現状で、不規則な交代勤務では健康に与える影響も指摘されています。陳情書を採択し、働きやすい職場環境を整えるために改善が進むことを願い、賛成討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより陳情第1-10号、安全・安心の医療・介護の実現のため夜勤改善と大幅増員を求める陳情書を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔少数起立〕 ○議長(平田純治君) 起立少数でございます。よって陳情第1-10号は不採択と決しました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 暫時休憩いたします。                   午前10時58分 休憩                   午前11時20分 再開 ○議長(平田純治君) 再開いたします。 ○議長(平田純治君) △日程第10、陳情第1-11号、国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情書及び △日程第11、陳情第1-12号、神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情書、以上2件を一括議題に供します。  ただいま議題となりました案件は文教市民経済常任委員会に付託され審査されておりますので、この際同委員長に審査の経過と結果についての報告を求めます。――13番、山本光宏文教市民経済常任委員長。                〔13番(山本光宏君) 登壇〕 ◎13番(山本光宏君) 去る11月29日に開催いたしました文教市民経済常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  当日は委員全員と委員外議員5名の出席がありました。  まず、陳情第1-11号、国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情書を議題とし、陳情者から意見陳述を受けた後、質疑に入りました。  質疑、陳情理由に「『学費の自治体間格差』解消のため2020年の『私立高校の授業料無償化』を確実に実施することが強く求められます」とあるが、学費の自治体間格差についてわかっている範囲で教えてもらいたい。答弁、神奈川県では昨年度までの予算に関して、今年度、自治体間格差を埋める一つの方法として、約1万2000円、補助額を上げている。  質疑、陳情者から私学は非常勤講師が多い旨の話があったが、公的な教育機関のほうが非常勤講師が少ない傾向は見られるのか。答弁、高等学校のデータは収集していないので持ち合わせていない。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で採択されました。  次に、陳情第1-12号、神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情書を議題とし、陳情者から意見陳述を受けた後、質疑に入りました。  質疑、陳情理由に「神奈川県では私立高校の高学費が原因で私立高等学校を選択できず、公立中学校卒業生の全日制高校進学率は全国的に低い水準が続いています」とあるが、本市の中学校卒業生の進学率はどうか。答弁、平成30年度の中学校3年生卒業生の公立高校の進学率は65.3%、私立高校への進学率は24.6%である。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で採択されました。  以上で報告を終わります。 ○議長(平田純治君) 委員長の報告が終わりました。ほかに他の委員から補足報告があれば発言を許します。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) なしと認めて進行いたします。これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し質疑はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 質疑を終結いたします。これより日程に従いまして討論を経て採決してまいります。  日程第10、陳情第1-11号、国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情書について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより陳情第1-11号、国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情書を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は採択であります。本件を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって陳情第1-11号は採択されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 日程第11、陳情第1-12号、神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情書について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより陳情第1-12号、神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情書を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は採択であります。本件を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって陳情第1-12号は採択されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) △日程第12、議案第44号、大和市下水道事業の設置等に関する条例についてから △日程第37、陳情第1-8号、中央林間駅周辺路上喫煙重点禁止区域の啓蒙活動についての陳情書まで、以上26件を一括議題に供します。  ただいま議題となりました案件は環境建設常任委員会に付託され審査されておりますので、この際同委員長に審査の経過と結果についての報告を求めます。――1番、古木邦明環境建設常任委員長。                〔1番(古木邦明君) 登壇〕 ◎1番(古木邦明君) 去る11月28日に開催いたしました環境建設常任委員会における審査の経過と結果につきまして御報告いたします。  当日は委員6名と委員外議員6名の出席があり、審査に入る前に道路議案の現地視察を行った後、審査に入りました。  初めに、議案第44号、大和市下水道事業の設置等に関する条例についてを議題とし、傍聴人2名を許可し、市側から説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、地方公営企業法にのっとった下水道事業への移行によりどのように変化するのか。答弁、地方公営企業法の財務規定を適用することにより、公営企業会計処理に変わる。  質疑、会計方法の変更であり、下水道使用料等、市民負担は発生しないと考えてよいか。答弁、そのとおりである。  質疑、上和田川と目黒川の2河川が廃止される。これによる市民への影響はあるのか。答弁、市民への変更点は特にない。  質疑、現行の水洗化率は何%か。答弁、平成30年度末現在99.6%である。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第47号、指定管理者の指定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、大和ゆとりの森の指定管理について、綾瀬市が駐車場を有料としたことにより、本市の駐車場収益は上がっているのか。答弁、3割程度増収となっている。  質疑、募集には何者が手を挙げたのか。答弁、団体としては1団体である。  質疑、大和ゆとりの森は非常に人気があり、大勢の市民が利用しているため、さまざまな意見がある。そのような意見は、市に伝えても、指定管理者に伝えても構わないと理解してよいか。答弁、市、指定管理者双方で伺える体制をとっている。  また、意見として、早い時間のトイレの使用不可の状況も含め、臨機応変に対応するよう指定管理者に投げかけてほしいとの意見がありました。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第48号、市道路線の認定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  続いて、議案第49号から議案第52号までについても同様に説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑、討論はなく、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第53号、市道路線の認定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、寄附を受ける場合、道路幅員4メートルでも可能なのか。答弁、道路認定上、最小幅員4メートル以上で帰属等を受けている。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第54号、市道路線の認定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  続いて、議案第55号から議案第65号までについても同様に説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑、討論はなく、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第66号、市道路線の変更についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、下福田158号は、地域住民が大和ゆとりの森のバス停を使う等、早期の整備を国に届けるなどして進めていた路線である。当該路線は水はけが悪い。どのような計画を持っているのか。答弁、アスファルト舗装と道路側溝の整備を進めるような計画を立てている。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第67号、市道路線の認定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第68号、市道路線の認定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、本路線も地域住民から整備を求める声が多かった。地域住民は平成17年度から要望されており、合意形成に時間がかかったようであるが、今後どのような整備がされるのか、伺いたい。答弁、アスファルト舗装並びに道路側溝の整備を予定していきたい。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第69号、市道路線の認定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第71号、令和元年度大和下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  まず、繰越明許費補正について、質疑、技術者不足は今後どの程度続くと見ているのか。答弁、東京オリンピックを含む建設需要の高まりから、入札を行っても折り合わず、不調になると聞いている。  続いて、債務負担行為補正について、質疑、雨水管築造工事費の内訳と場所、工事内容を示されたい。答弁、工事は2カ所予定している。1カ所目は、県道50号、座間大和線の北側、消防北分署に抜けるL字型の道の奥に突っ込む箇所まで、管径350ミリのパイプを延長114.5メートル計画し、事業費1800万円で予定している。2カ所目は、上草柳にて行っている都市計画道路福田相模原線の拡幅工事の国道246号線バイパスから東名高速道路に向かう部分での雨水管築造工事で、その規模は管径500ミリから800ミリ、延長201.2メートル、事業費は6100万円で予定している。  質疑、最近のような物すごい雨量では溢水すると考えてよいか。答弁、時々の降雨状況によるので、短時間なら必ずしも溢水するとは言い切れない。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、陳情第1-8号、中央林間駅周辺路上喫煙重点禁止区域の啓蒙活動についての陳情書を議題とし、質疑等に入りました。  質疑、市は店舗側に注意等していると思うが、どうか。答弁、7月から連続2週間程度、当該店舗前のみで集中的に指導員を立哨させたり、小田急、東急両者に協力いただき、店舗前の両者の建物に70件超の苦情が寄せられている旨の看板を設置したり、県遊技場協同組合に対しお願いするなど、当該店へ灰皿の撤去を再三依頼している。
     質疑、現在、児童生徒登下校時の路上喫煙指導員の巡回はどのように行っているのか。答弁、中央林間駅の巡回は週2回、その他指導員は大和駅に集中させている。児童生徒通学時間帯への巡回は、月曜日朝7時からと火曜日午後の下校時に行っている。  質疑、小田急線のホーム下にあった喫煙ブースの撤去以降、駅北口の中央林間交番横の喫煙ブースの利用者はふえているのか。答弁、遠目であるが、指導員による中央林間交番横の喫煙ブースへの誘導もあり、若干ふえている。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で採択されました。  以上で報告を終わります。 ○議長(平田純治君) 委員長の報告が終わりました。ほかに他の委員から補足報告があれば発言を許します。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) なしと認めて進行いたします。これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し質疑はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 質疑を終結いたします。これより日程に従いまして討論を経て採決してまいります。  日程第12、議案第44号、大和市下水道事業の設置等に関する条例について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議案第44号、大和市下水道事業の設置等に関する条例についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔多数起立〕 ○議長(平田純治君) 起立多数であります。よって議案第44号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 日程第13、議案第47号、指定管理者の指定について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――16番、鳥渕 優議員。                〔16番(鳥渕 優君) 登壇〕 ◆16番(鳥渕優君) 日程第13、議案第47号、指定管理者の指定について、公明党を代表し、賛成の立場で討論を行います。  本議案は、大和ゆとりの森指定管理者をやまとスポレク・パートナーズに指定するもので、指定管理期間は令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間です。現在、大和ゆとりの森指定管理者は、日産、相鉄、ベルマーレ、大和市スポーツ・よか・みどり財団の共同事業体となっているところですが、今回は総合管理運営会社のサカタのタネ、建物のメンテナンス管理の相鉄企業、スポーツ施設予約システムなどにかかわる大和市スポーツ・よか・みどり財団との共同事業体となります。特に横浜F・マリノスについては本市をホームタウンとしていることから、今後、紳士協定に基づく横浜マリノスの自主事業活動に期待するところです。芝生グラウンドの適正管理、駐車料金の精算や自販機のキャッシュレス化、開園、閉園時間の柔軟な対応等、利用者の利便性に配慮した形で、市民がますます喜んで利用できる施設となることを要望し、賛成の討論とさせていただきます。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――5番、古谷田 力議員。                〔5番(古谷田 力君) 登壇〕 ◆5番(古谷田力君) 日程第13、議案第47号、指定管理者の指定について、やまと市民クラブを代表し、意見を付して、賛成の討論を行いたいと思います。  大和ゆとりの森は一時はテレビ番組でも魅力ある公園1位になったほどで、公園の遊具施設では、ローラー滑り台やターザンロープ、また、ツリー型のロープ遊具などを組み合わせた立派な複合遊具があります。また、スポーツ施設では、北側にある天然の芝生グラウンドや、大規模多目的スポーツ広場として人工芝サッカー、ラグビー場や、バーベキュー広場など多岐にわたり、魅力ある総合公園で、子供から高齢者まで大変人気があり、大和市民のみならず、市外、県外からも約50万人以上の人が来場し、非常に大人気であります。  平成26年から平成31年の5年間の指定管理者として、日産・相鉄・ベルマーレ共同事業体が管理し、その後、予約システムにおいてスポーツ・よか・みどり財団を加え、名称をNSBYと変更し、今に至っています。しかし、指定管理を始めたときなどは、公園施設内にあるスポーツ施設の運用面で利用者の声がなかなか届いていなかったことがあります。例えば北側の芝生グラウンドなどは、利用時間帯全てを貸し出し、ある意味貸しっ放しの状態であったため、芝生のメンテが行き届かない状態があり、グラウンドが荒れて、でこぼこになった経緯がありました。これは大和市サッカー協会の少年委員会などが手伝って、日本サッカー協会の無料のポットの芝苗を植えて、皆さんでここを修繕し、平成31年はきれいな芝生になりました。またこれよりさらに、少年野球などもさまざまな施設を管理したり、また、1年に1回清掃したり、そういったところが、やはり地域の青少年の育成に関してはすばらしいものであると思っています。  また、ゆとりの森については、河端議員などが駐車場の精算の混雑の緩和を、また、中村一夫議員などが時間外のトイレの問題などを挙げております。また、こういう利用時間においても、条例で定められているとおり、9時から21時までの利用貸し出しの中でやっているのですけれども、21時きっかりに、サッカー場でも、テニスコートでも、着がえているそばから21時になったら閉めて、鍵をかけるなどあったそうですが、大会等の際には、9時に開会式なら、準備のために8時半などにあけたいところなのですけれども、できなかったそうです。いろいろな声があって、今はそういった一部開場を早めるなどの処置をしておりますが、このように決められたことを通り一遍にするのではなく、市民サービスのニーズに沿って運営していただきたいと思います。今回の新たな指定管理者、やまとスポレク・パートナーズ、サカタのタネグリーンサービス、また、相鉄企業や横浜マリノスに期待したいと思います。  また、平成29年4月に大和市は横浜F・マリノスのホームタウンになりました。これにより、Jリーグの紳士協定で他のJリーグチームの活動は一応できないことになっておりましたが、ベルマーレが入っていたために、横浜F・マリノスが平成29年4月以降、ホームタウンになっていたのですけれども、ベルマーレのスポーツ教室が行われていたのは非常に残念でなりませんでした。しかし、新たに横浜マリノスが加わったので、新しい事業ができることを期待しています。  先日も山田議員が大和市駅伝競争大会をゆとりの森で開催したらどうかと提案しておりましたが、伝統ある駅伝大会を変えることは、関係各位と調整や話し合いをしていかなければなりませんが、春か秋にでも、新たな指定管理者で新たな事業としてゆとりの森でマラソン大会、駅伝などを開催するのはよいと思います。また、優勝した横浜F・マリノスですけれども、選手を呼んで、一緒に走るのもいいと思います。ぜひ期待していきたいと思います。  また、マラソンつながりでというか、走ることのつながりといえば、12日に、神奈川を走るオリンピック聖火ランナーが発表されました。大和市を走らないのは非常に残念ではありますが、大和市から2人選ばれました。長年にわたり野球を通してスポーツに貢献した大和市スポーツ少年団顧問の姉崎正男氏とプリンセスプリンセスのドラマーの富田京子さんが選ばれております。ぜひ7月1日に行われる聖火ランナーには期待しつつ、また、新しい指定管理者のもと、市民が喜ばれる新たな事業、管理運営を期待して、賛成討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議案第47号、指定管理者の指定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって議案第47号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) お諮りいたします。日程第14、議案第48号、市道路線の認定についてから日程第35、議案第69号、市道路線の認定についてまで、以上22件を一括して討論、採決を行いたいと思いますが、これに異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 異議なしと認め、さよう決します。  これより議案第48号外21件について一括討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議案第48号、市道路線の認定についてから議案第69号、市道路線の認定についてまで、以上22件を一括して採決いたします。  議案第48号外21件に対する委員長の報告は原案可決であります。議案第48号外21件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって議案第48号外21件は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 日程第36、議案第71号、令和元年度大和下水道事業特別会計補正予算(第2号)について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議案第71号、令和元年度大和下水道事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって議案第71号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 日程第37、陳情第1-8号、中央林間駅周辺路上喫煙重点禁止区域の啓蒙活動についての陳情書について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――13番、山本光宏議員。                〔13番(山本光宏君) 登壇〕 ◆13番(山本光宏君) 日程第37、陳情第1-8号、中央林間駅周辺路上喫煙重点禁止区域の啓蒙活動についての陳情書につきまして、自民党・新政クラブを代表いたしまして、賛成の討論をさせていただきます。  本陳情は、東急電鉄中央林間駅南口パチンコ店付近で常態化している路上での喫煙に対して、大和市路上喫煙の防止に関する条例に基づき、路上喫煙防止指導員の巡回、啓発活動を求めるものであります。陳情者の訴えはまことにもってもっともで、特段反対する理由はありません。環境建設常任委員会での質疑において、通学路に当たる灰皿は10月18日に撤去されているとのことでありましたので、私は先日、平日朝の通勤時間帯に2時間ほど現場の確認をさせていただきました。確かに、以前、パチンコ店の店頭に置いてあった灰皿は撤去されていました。しかしながら、店舗北側、東急中央林間駅の駅ビルとの間の細い道で大変多くの路上喫煙をしている人間が見受けられました。中央林間駅周辺の指導員の巡回は週2日とのことで、確認させていただいた日は巡回している指導員の方をお見かけすることはありませんでした。こういったことを勘案いたしましても、本陳情を採択すべきであると思料いたします。  なお、この陳情の根拠となった大和市路上喫煙の防止に関する条例も、制定した平成20年6月以降の社会状況の変化や国の法律改正、特に平成31年1月24日施行の健康増進法の一部を改正する法律にある喫煙をする際の配慮義務などを踏まえて、時代に合わせた改正が必要であるとの意見を付しまして、本陳情の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより陳情第1-8号、中央林間駅周辺路上喫煙重点禁止区域の啓蒙活動についての陳情書を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は採択であります。本件を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって陳情第1-8号は採択されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) △日程第38、議案第70号、令和元年度大和一般会計補正予算(第3号)を議題に供します。  本件は総務常任委員会を主査として関係常任委員会に付託され審査されておりますので、この際各委員長に審査の経過と結果について報告を求めます。まず――19番、青木正始総務常任委員長。                〔19番(青木正始君) 登壇〕 ◎19番(青木正始君) 総務常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  議案第70号、令和元年度大和一般会計補正予算(第3号)総務常任委員会所管関係を議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りましたが、歳出について質疑はなく、続いて歳入について、質疑、退職手当引当基金はどのようなものか。答弁、退職手当引当基金は、平成7年度に、団塊の世代の退職手当の増加等により、1会計年度における財政措置が厳しいことが将来的に見込まれたことから、退職金の財源として設置した。  質疑、市立病院は市に対し、5年間据え置きで、6年目から1億円ずつ返済する。5年間は利息だけ払うが、金利の基準はどういうところからきているのか。答弁、令和2年3月時点における財政融資資金の貸付利率を適用する予定である。  続いて総括について、質疑、病院経営が10億円の貸し付けで足りなくなった場合はどのような対応をしていくのか。答弁、病院の改築事業の償還が令和5年で終わることから、令和6年以降、経営が安定してほしい。願望も含めて、考え方としてはある。今の段階では10億円で乗り切ってもらいたいと思っているが、予断は許さない状況である。  質疑、病院への繰出金は県内他市と比べてどうか。答弁、総務省の繰入基準は負担金の上限額である。他市も本市と同額程度であるが、本市よりももっと少ない市が存在している。  質疑、病院に関して市はどういう部分に関与できるのか。答弁、医療機器の導入、改修工事への負担金が発生するので、建築物等に係るものは関与できるが、経営関係は病院として頑張ってもらうしかない。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件所管関係は賛成多数で原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。 ○議長(平田純治君) 続いて――1番、古木邦明環境建設常任委員長。                〔1番(古木邦明君) 登壇〕 ◎1番(古木邦明君) 環境建設常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  本件環境建設常任委員会所管関係について、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  まず歳出について、質疑、台風15号、19号で被害に遭われた農業近代化等支援事業の対象となる方の件数等を示されたい。答弁、補助対象者14名、対象施設17件である。  続いて歳入について、質疑はなく、繰越明許費補正について、質疑、道路ストック修繕事業における入札不調の背景は、東京オリンピック等も関連した業者の人手不足がその一因との話である。県内登録事業者数を伺いたい。答弁、今回の橋梁補修工事で対象となる会社数は195社である。
     以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件所管関係は全員賛成で原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。 ○議長(平田純治君) 各委員長の報告が終わりました。ほかに他の委員から補足報告があれば発言を許します。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) なしと認めて進行いたします。これより質疑に入ります。  ただいまの各委員長報告に対し質疑はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議案第70号、令和元年度大和一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。  本件に対する各委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって議案第70号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 暫時休憩いたします。                   午後0時01分 休憩                   午後1時01分 再開 ○議長(平田純治君) 再開いたします。 ○議長(平田純治君) △日程第39、基地対策に関する事項についての中間報告を議題に供します。  本件については、会議規則第46条第2項の規定により基地対策特別委員会からお手元に配付してありますとおり文書による中間報告がありました。  中間報告に対し質疑はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 質疑を終結いたします。本件は中間報告につき、以上をもって終結いたします。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) △日程第40、議員派遣についてを議題といたします。  議員派遣については地方自治法第100条第13項及び会議規則第165条の規定によりお手元に配付してありますとおり実施したいと思います。これに異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 異議なしと認め、さよう決します。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) △日程第41、議員提出議案第13号、年末年始における航空機の飛行自粛を求める決議から △日程第44、議員提出議案第16号、気候非常事態宣言に関する決議まで、以上4件を一括議題に供します。  直ちに提案理由の説明を求めます。まず、議員提出議案第13号について、――15番、山田己智恵議員。                〔15番(山田己智恵君) 登壇〕 ◆15番(山田己智恵君) 年末年始における航空機の飛行自粛を求める決議につきましては、皆様のお手元にお配りしてあるとおりでございます。  一応読ませていただきます。厚木基地のある大和市は、長い間基地に起因するさまざまな課題を抱えてきた。昨年3月に空母艦載機の移駐が完了し、航空機騒音は相当程度減少している。それでも、厚木基地の運用についてはいまだ不明確な部分もあり、その部分については市民の不安も完全には払拭されていないというのが現状である。間もなく空母艦載機移駐後2回目の新年を迎えようとしている。正月を祝うのは我が国の大切な伝統文化であり、市民は、年末年始、特に正月は平穏に過ごしたいと切に願っている。よって本市議会は、市民が空母艦載機の移駐を引き続き実感できるようにするためにも、年末年始におけるジェット戦闘機等の航空機の飛行を自粛するよう要請する。  審議の上、御賛同いただけますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(平田純治君) 続いて、議員提出議案第14号について、――20番、国兼久子議員。                〔20番(国兼久子君) 登壇〕 ◆20番(国兼久子君) 日程第42、議員提出議案第14号、国に私学助成の拡充を求める意見書につきましては、お手元に配付したとおりでございます。  御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(平田純治君) 続いて、議員提出議案第15号について、――22番、赤嶺太一議員。                〔22番(赤嶺太一君) 登壇〕 ◆22番(赤嶺太一君) 日程第43、議員提出議案第15号、神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書につきましては、既にお手元に配付したとおりでございます。  よろしく御審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(平田純治君) 続いて、議員提出議案第16号について、――20番、国兼久子議員。                〔20番(国兼久子君) 登壇〕 ◆20番(国兼久子君) 日程第44、議員提出議案第16号、気候非常事態宣言に関する決議につきましては、皆様方のお手元に配付したとおりでございます。  御審議の上、よろしく御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(平田純治君) 提案理由の説明が終わりました。これより質疑に入ります。  ただいま議題となっております議員提出議案第13号外3件について質疑はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) なしと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議員提出議案第13号外3件については会議規則第38条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 異議なしと認めます。よって議員提出議案第13号外3件は委員会付託を省略することに決しました。これより日程に従いまして討論を経て採決してまいります。  日程第41、議員提出議案第13号、年末年始における航空機の飛行自粛を求める決議について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議員提出議案第13号、年末年始における航空機の飛行自粛を求める決議を採決いたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって議員提出議案第13号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 日程第42、議員提出議案第14号、国に私学助成の拡充を求める意見書について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議員提出議案第14号、国に私学助成の拡充を求める意見書を採決いたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって議員提出議案第14号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 日程第43、議員提出議案第15号、神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議員提出議案第15号、神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書を採決いたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって議員提出議案第15号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) 日程第44、議員提出議案第16号、気候非常事態宣言に関する決議について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――23番、大波修二議員。                〔23番(大波修二君) 登壇〕 ◆23番(大波修二君) 日程第44、議員提出議案第16号、気候非常事態宣言に関する決議に対して賛成討論をいたします。  世界の温室効果ガス排出が現在のペースで続けば、今世紀末の気温が産業革命前と比べて最大3.9度上がり、破壊的な影響が生じるとの報告書を国連環境計画が公表しました。国際社会が短期的理解を乗り越えて連帯し、対策に乗り出すことが今切実に求められています。  さて、COP25では、世界中で激化する異常気象を背景にしているために、日本の石炭火力発電所の新設や輸出に首相を先頭に販売攻勢をかけている日本に対して、会期中、会場では常に批判されたと言われています。ジャーマンウオッチによると、異常気象で世界の50万人の人が命を落とされ、経済損失は400兆円にも上ると言われています。昨年1年間に豪雨や熱波で気象被害を受けたのは日本が非常に大きかった、会場外では日本に対する「石炭やめろ」のシュプレヒコールが続いて、批判の矢面に立たされたと言われています。小泉環境大臣は、石炭火力発電は輸出を原則的に認めないという方針を世界にアピールすることを想定していたと言われています。しかし、成長戦略の一環で、むしろ輸出を促進したい官邸や経済産業省と折り合いがつかなかったと言われています。  さて、EUが掲げた欧州グリーンディール戦略では、2050年までに域内温室効果ガス排出量をゼロにするために、1990年度比40%としていた目標を50%から55%に引き上げた。そのために官民で約31兆円を投資しなければならないと言われています。EUは温暖化に対して経済的な大きな犠牲を覚悟して行動しています。にもかかわらず、日本は温暖化に対して後ろ向きな姿勢です。私たち市民の命と財産を、さらに若い人たちや国民の未来を破壊しないために、まさに懸命に温暖化対策に取り組まなければならないと思います。  我々の自治体、大和市は30年後の2050年、二酸化炭素排出ゼロに向けて何をなすべきか。それには、日本の温暖化防止の活動の認識と世界の先進自治体の活動を正確に把握して研究しなければなりません。そのための独自の研究をすることの担保とするために、ICLEI、持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会に加盟して、情報を共有することが私は一つの選択肢であるのではないだろうかと思うわけでございます。この団体は、2019年時点で100カ国以上にある1750以上のさまざまな規模の地方自治体が参加をする世界最大規模の自治体ネットワークとなっており、その人口は世界の20%に当たると言われています。ICLEIは気候変動に関する国際連合枠組条約が正式に認める非政府主体から成る団体で、地方自治体や地方政府関係者の団体で構成されていて、国連の協議プロセスに参加するほか、国際的な場で地方自治体や地方政府を代表する団体として、持続可能な発展や開発にかかわる協議や取り組みに参加しています。  このように、パリ協定を着実に実施するために、民間企業、地方自治体、NGOや市民社会を初めとするさまざまな担い手の役割が極めて重要であると言われています。  以上、気候非常事態宣言に関する決議に賛同し、賛成の討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。
                    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――4番、金原忠博議員。                〔4番(金原忠博君) 登壇〕 ◆4番(金原忠博君) 日程第44、議員提出議案第16号、気候非常事態宣言に関する決議について、公明党を代表し、賛成の立場で討論をいたします。  2020年から始まるパリ協定を実効ならしめるために話し合われていたCOP25が閉幕いたしました。ただ、各国が現状の削減目標を達成したとしても、今世紀末に約3度上昇すると予測されており、各国の対策強化が不可欠でありましたが、温室効果ガスである二酸化炭素の排出量が28.2%の1位の国と15%の2位の大国が対策強化に応じる姿勢を見せなく、どれだけの効果が上げられるか、未知数のままで閉幕してしまいました。気候非常事態宣言は、2016年12月5日、オーストラリア・ヴィクトリア州のデレビン市で始まりました。今日では、地方自治体から始まった非常事態宣言は、国連環境計画、UNEPネットによると、7000以上の高等教育機関が宣言に参加をしています。宣言をした自治体は、気候変動の防止を最優先し、地域レベルでの行動の重視を掲げています。この宣言は、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年度を年限とする17の国際目標、SDGsの野心的なアジェンダ行動計画を実行ならしめるために、責任ある地方自治体の宣言であると考えます。  CO2排出を抑制するためには、身近な地域から取り組む必要があると考え、大和市でも気候非常事態宣言を行うなど、国際基準を踏まえた取り組みを推進するよう求め、賛成の討論といたします。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――12番、堀口香奈議員。                〔12番(堀口香奈君) 登壇〕 ◆12番(堀口香奈君) 日程第44、議員提出議案第16号、気候非常事態宣言に関する決議について、日本共産党市議会議員団を代表して、賛成の立場から討論を行います。  スペインのマドリードで開かれていた国連の気候変動枠組条約第25回締約国会議、COP25は、2日間の会議を延長し、15日に閉幕しました。その前に11月29日、気候変動の危機への緊急対策を求めて、グローバル気候マーチが日本や世界各地で一斉に取り組まれました。日本でも25都府県で約2000人が参加したと報道をされております。この行動は、スウェーデンの高校生、環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんが毎週金曜日に始めた気候変動対策の強化を求める学校ストライキに共感した世界中の若者が取り組む運動、未来のための金曜日です。東京の新宿でも、制服姿の高校生やシロクマの帽子をかぶった人、また、地球の着ぐるみを着た人など約600人が集まり、「石炭火力とめて地球へのおもてなし」など思い思いに書いた手づくりのプラカードを持って参加したそうです。参加した18歳の女性は、日本での火力発電所建設について「火力発電ではなく再生可能エネルギーに今こそかえるべきだ」と言っておりますし、17歳の男子高校生も「日本や世界各地で豪雨や山火事など災害が多くなっている。世界規模での気候変動を考えると問題を後回しにはできない」と訴えています。こうした気候危機に、若者を初め多くの人々が各国政府に取り組みの加速を強く迫る中でCOP25が開かれたわけですけれども、今回の合意はその切実な願いに応えるものではありません。各国は、問題の先延ばしではなく、行動強化に踏み出すことが必要です。  パリ協定は今世紀末までの気温の上昇を2度未満、できれば1.5度に抑えることを目指しています。しかし、現状では、各国が国連に提出した排出削減目標をたとえ達成したとしても、気温上昇を3.2度に抑えることにしかなりません。COP25では、2050年までに二酸化炭素などの排出を実質ゼロにするため、20年の排出削減の国別目標を見直して、野心的な目標引き上げを表明する国が121カ国に広がりました。まとまった文書でも「各国が20年に可能な限り最も高い野心を持って、現行の温室ガス削減目標を引き上げることを求める」などの文言が入りました。自発的な努力を促したものなので拘束力はありませんが、各国は来年、パリ協定に基づき現行の目標を見直すことになっています。今回の合意を目標引き上げに向けた機運の世界的な高まりにつなげることが不可欠です。  パリ協定の運用ルールの一つである温室効果ガス削減量の国際取引については合意ができず、来年のCOP26に先送りをされました。パリ協定に実効性を持たせるため、各国政府の一層の努力が求められます。そうした中で、自治体においても一人一人の行動を見直し、この気候変動に向かっていかなければならないとの思いから、本決議に賛成するものです。  以上で討論を終わります。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。――8番、布瀬 恵議員。                〔8番(布瀬 恵君) 登壇〕 ◆8番(布瀬恵君) 日程第44、議員提出議案第16号、気候非常事態宣言に関する決議に関して、神奈川ネットワーク運動を代表して、意見を付し、賛成の立場から討論します。  世界153カ国の科学者1万1000人以上が気候変動の緊急事態に賛同しました。緊急事態宣言が行われたのは今回が初めてではありません。しかし、今回の宣言が重要とみなされるのは、政治的、感情的抗議でもなく、科学的根拠に基づいているからです。  ここで科学者メッセージの一部を読み上げたいと思います。  人間の多様性を尊重しながら、気候変動を緩和、適用させるには、社会が世界的にどう機能し、自然の生態系にどう作用するかにおいて大きな変化を起こす必要があります。私たちは、昨今の意識の高まりに勇気づけられています。政府機関は気候緊急宣言を出し、学生たちはストライキを行い、環境にまつわる訴訟が裁判所で起きています。草の根的な市民運動が変化を求めており、多くの国、州、県、都市、企業がそれに対応しています。世界科学者同盟は、持続可能で公平な未来に向けて意思決定者を支援する準備ができています。政府、民間企業、一般市民がこの危機的状態の大きさを理解し、進捗を図り、気候変動を緩和する上での優先事項に合わせて再調整することができるように、指標の普及を強く進めます。幸いなことに、こうした変革は、全ての人にとって社会的、経済的な公正を伴い、通常のビジネスよりもはるかに大きな人間の幸せを長期的に約束するものです。意思決定者及び全ての人類がこの緊急事態の警告と宣言に迅速に対応し、唯一の故郷である地球の生命を維持するために行動できれば、その結果は最大となることでしょう。  大和市として、この宣言を出すことは重要です。時間がありません。しかし、時、既に遅しではないのです。私たちは、近年の地球温暖化に伴う異常気象が引き起こす災害を経験しています。そして、それは世界中、さまざまな国、地域でも起こっています。この先、気候変動対策を世界中で行っていかなければどうなるのか、そして、私たちは今どうすべきなのか、それは明らかとなっています。子供たちの未来のためにも、今、大人である私たちが正しい行動を示していくべきです。  以上のことから賛成討論とさせていただきます。 ○議長(平田純治君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 討論を終結いたします。これより議員提出議案第16号、気候非常事態宣言に関する決議を採決いたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(平田純治君) 起立全員であります。よって議員提出議案第16号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) お諮りいたします。ただいま可決されました意見書、決議についての提出先、方法等については議長に一任をさせていただきたいと思いますが、これに異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田純治君) 異議なしと認め、さよう決します。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(平田純治君) ここで、市長から発言の許可を求められておりますので、これを許します。――市長。                〔市長(大木 哲君) 登壇〕 ◎市長(大木哲君) 議長の御配慮により発言の機会をいただきましたので、この場をおかりしまして年末の御挨拶をさせていただきます。  ことしを振り返りますと、2月に市制60周年を迎え、4月には大和市議会議員、大和市長選挙がございました。私は大差ある得票割合で非常に多くの市民の皆様から御支持をいただき、第17代大和市長に就任させていただきました。私が立候補しなければ無投票となる可能性もあったわけでございまして、市民の皆さんに選択肢を与えないということにもなりかねず、結果的には、市民の皆様から、市長としての重い責任を託されたものと考えております。5月には元号が平成から令和へとかわり、まさに節目という言葉がふさわしい1年であったように思います。  また、ことしは、台風などによります風水害が強く印象に残った1年でもありました。特に台風19号では本市で初となる大雨特別警報が発令され、313世帯、728人という多くの方が避難所に避難されるなど、これまでにない対応を迫られましたが、ことしやまと防災パークに市内最大の雨水地下貯留施設を設置したことなどが功を奏し、市内全体において大きな被害はありませんでした。そのほか、市立病院におけます認知症外来の開始や健康都市大学の開校、そして、いわゆるひきこもりの方々への対応で温かみのあるこもりびとという呼称を用いた専用窓口の設置など、新たな取り組みを始めました。来年も引き続き努力してまいりますので、今後とも議員の皆様の御協力を賜りますようお願い申し上げます。  最後になりますが、新年が皆様にとってすばらしい年となりますことを御祈念申し上げ、年末の挨拶とさせていただきます。この1年間、本当にありがとうございました。 ○議長(平田純治君) これにて本会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。よって令和元年12月大和市議会第4回定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。                   午後1時33分 閉会   上記会議のてんまつを記し、その相違ないことを証するために署名する。          大和市議会議長  平 田 純 治          署 名 議 員  金 原 忠 博             〃     小 田 博 士             〃     高 久 良 美...